2023年6月15日

　本日10:30にオーストラリアの5月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の1.50万人増を上回る7.59万人増、失業率も予想の3.7%から改善した3.6%の好結果でした。
発表後から豪ドルの買い気が強いまま15時となりました。

結果
10:30　5月新規雇用者数　予想：+1.50万人　結果：+7.59万人　（前回：-0.43万人　修正値：-0.40万人））
10:30　5月失業率　予想：3.7%　結果：3.6%　（前回：3.7%）

 

 

豪ドル－ドル（チャートは15:30時点）
・昨日の欧州時間はドル売りで17：00の0.6783から23：40には0.6835まで上昇し、03：00のFOMC声明の時は0.6816でした。
発表直後にドル買いで0.6816から0.6755まで急落し、その後戻して0.6890近辺での揉み合いが続いて0.6797でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6790近辺で小動きが続いた後、9：30から下げ出して10：30の豪・雇用統計の時は0.6769でした。
発表直後に豪ドルが買われて0.6789まで上昇し、その後はジリ上げが続いて14：50には0.6827まで上昇し、0.6822で15時となりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　

左：豪ドル・ドル－日足

 

豪ドル－円（チャートは15:30時点）
・昨日の欧州時間はドル売りによる豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて17：00の94.96から23：50には95.28まで上昇し、そこからは押し戻されて03：00のFOMC声明の時は95.01でした。
発表直後にドル買いで豪ドル・ドルの下落に追随して95.01から94.65まで下落しましたが、その後は戻して95.24でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると95.10-35で上下し、10：30は95.20でした。
発表直後に豪ドル買いで95.55まで上昇し、そこからは円売りの流れに乗って12：50には95.87まで上昇しました。
その後は豪ドル買いと円売りで14：50の96.38まで上げ続け、96.34で15時となりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　

左：豪ドル・円－日足

 

豪ドル－NZドル（チャートは15:30時点）
・昨日の欧州・NYタイムはひたすらジリ下げが続いて17：00の1.1006から03：00には1.0934まで下落し、FOMC声明後は1.0930-70で振り、1.0947でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7：45のNZ・1-3月期GDPでNZドルが売られたため1.0985まで上昇し、10：30は1.0960でした。
発表直後に1.0960から1.1008まで上昇し、10：50には1.1012まで更に上昇しました。
その後1.1000近辺で揉み合った後、13：00から再び上げ出して1.1013で15時となりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　

左：豪ドル・NZドル－日足

 

ドル円（チャートは15:30時点）
・昨日の欧州時間は21：30の米PPIが予想を下回ったことでドルが売られて00：30には139.28まで下落し、03：00のFOMC声明の時は139.40でした。
発表直後に139.40から140.17まで急伸し、その後139.52まで押し戻されましたが、パウエルFRB議長会見で「ほぼすべての当局者が年内のさらなる利上げは適切だと判断」「インフレ率を2％に戻すには長い道のりがある」「インフレリスクは依然として上向き」「利下げについては2年ほど先の話」などの内容を受けて再びドルが買われて140.11でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると日米金利差を意識したドル買い円売りの流れとなり14：00の141.43まで上昇が続きました。
その後は小幅押し戻されて141.20で15時となりました。

左：ドル・円－5分足　右：ドル・円－1時間足
　

左：ドル・円－日足