2024年5月4日
4月米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の24.3万人増を下回る17.5万人増、失業率も予想の3.8%から悪化した3.9%、平均時給も前月比・前年同月比共に予想を下回る弱い結果でした。
発表直後はドルが売られましたが、その後発表された4月米ISM非製造業景況指数は予想を下回ったものの、仕入れ価格指数が59.2と予想の55.0を上回ったことでドルの買い戻しが強まりました。
NY株は利下げ期待が高まったことやアップルの好決算を受けて大幅高となりました。
・豪ドル・ドルは米雇用統計の弱い結果を受けて利下げ開始が先送りになるとの観測が後退すると米長期金利の低下とともにドルが売られて発表直後に0.6580から0.6646まで急伸しましたが、23:00のISM非製造業の仕入れ価格指数が予想を上回るとドルの買い戻しが強まり23:30には0.6600まで下落し、その後は0.6600-20での小動きが続いて0.6610でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は米発表直後に100.70-101.07で振った後22:10には101.17まで上昇しました。
23:00の4月ISM非製造業の仕入れ価格指数発表後に101.21まで更に上昇し、その後は101.00-20での小動きが続いて、101.05でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは米雇用統計発表直後に1.0978から1.0945まで下落しましたが、すぐに戻し、その後は1.0990近辺での小動きがひたすら続いて、1.0995でNYクローズとなりました。
・ドル円は雇用統計の弱い結果を受けて利下げ開始が先送りになるとの観測が後退すると米長期金利の低下とともにドルが売られて発表直後に153.17から151.85まで132pips急落しました。
23:00に発表された4月米ISM非製造業景況指数は予想を下回ったものの、仕入れ価格指数が59.2と予想の55.0を上回ったことでドルの買い戻しが強まり23:40には153.07まで上昇し、その後は152.75-153.00での小動きが続いて152.87でNYクローズとなりました。
★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2024年5月4日)の記事に載せています。
豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.6570-85で上下し、21:30の米・雇用統計の時は0.6580でした。
雇用統計の弱い結果を受けて利下げ開始が先送りになるとの観測が後退すると米長期金利の低下とともにドルが売られて発表直後に0.6580から0.6646まで急伸しましたが、23:00の4月ISM非製造業の仕入れ価格指数が予想を上回るとドルの買い戻しが強まり23:30には0.6600まで下落しました。
その後は0.6600-20での小動きが続いて0.6610でNYクローズとなりました。
豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間は100.65-90で上下し、21:30は100.79でした。
発表直後に100.70-101.07で振った後22:10には101.17まで上昇しました。
23:00の4月ISM非製造業の仕入れ価格指数発表後に101.21まで更に上昇し、その後は101.00-20での小動きが続いて、101.05でNYクローズとなりました。
豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.1000での小動きが続いた後20:00から下げ出して21:30は1.0978でした。
発表直後に1.0978から1.0945まで下落しましたが、すぐに戻し、その後は1.0990近辺での小動きがひたすら続いて、1.0995でNYクローズとなりました。
左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は152.90-153.35で上下し、21:30の雇用統計の時は153.17でした。
雇用統計の弱い結果を受けて利下げ開始が先送りになるとの観測が後退すると米長期金利の低下とともにドルが売られて発表直後に153.17から151.85まで132pips急落しました。
23:00に発表された4月米ISM非製造業景況指数は予想を下回ったものの、仕入れ価格指数が59.2と予想の55.0を上回ったことでドルの買い戻しが強まり23:40には153.07まで上昇し、その後は152.75-153.00での小動きが続いて152.87でNYクローズとなりました。