日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2022年10月28日)

2022年10月28日

・本日の日銀金融政策決定会合で政策金利は予想通りの現状維持で、発表直後に円売りで上昇しましたが、すぐに反転して下落し、その後はジリジリと戻して発表直前の水準で15時となりました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:50 現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・欧州時間序盤はドル買いの流れとなり17:00の145.72から21:10には146.93まで上昇しましたが、NYタイムに入るとFRBが利上げペースを減速するとの観測が高まりから米10年債利回りが3.89%台まで低下したため円買い・ドル売りの流れとなって23:30には145.66まで下落しました。その後はゆっくりジリジリと上げ出して146.26でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:15に146.06まで下落した後はジリ上げが続いて10:00に146.71まで上昇しました。
そこから小幅押し戻されて146.35-60での揉み合いが続き、11:50に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表の時は146.49でした。
発表直後に146.49から146.85まで上昇しましたが、すぐに反転して11:55には145.97まで急落しました。
そこから12:10に146.59まで戻しましたが、再び下げ出して13:05には146.05まで下落し、その後はジリジリと戻して146.42で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間序盤は17:00の1.0066から21:00には1.0031まで下落し、21:15に発表された政策金利は0.75%引き上げ、声明で「インフレ率がタイムリーに2%に回帰するよう、追加の利上げを想定する」と表明しました。
21:45から始まったラガルドECB総裁は理事会後の会見で「インフレ見通しに対するリスクは主に上方」「経済見通しのリスクは明らかに下方向」「今会合では意図的に量的引き締め(QT)について議論しなかった」などと述べたことで想定よりもハト派的な内容だったと受け止められてユーロが売られて21:10には0.9972まで下落しました。
NYタイムに入ると一旦戻して23:30に1.0043まで上昇しましたが、その後は再びユーロ売りの流れとなって03:30には0.9957まで下落し、0.9963でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.9955-75での小動きが続いた後、10:00から上げ出して11:00に0.9997まで上昇しました。
その後は0.9970-95での小動きがひたすら続いて、0.9974で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・日銀金融政策決定会合発表直後に149.09まで上昇しましたが、すぐに低下して148.73で15時となりました。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   32,033.28(+194.17)
NASDAQ   10,792.67(-178.32)
・昨日のダウは第3四半期のGDP速報値が予想を上回ったことやキャタピラーなどの決算が好感されて5日続伸の$194高でしたが、一方ナスはメタ・プラットフォームズが24.6%もの大幅安やアップル、アマゾンも下落したため1.63%の大幅安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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