米雇用統計発表後のドルの動き(2022年1月8日)

 

 

2022年1月8日

 12月雇用統計は非農業雇用者数が予想の40.0万人増を大きく下回る19.9万人増、失業率は予想の4.1%から改善した3.9%とまちまちの結果となり、平均時給は前月比、前年同月比共に予想を上回りました。

・ドル円は雇用統計発表直後はドルが買われて115.87から115.92まで上昇しましたが、その後は非農業部門雇用者数が予想を下回ったことに反応してドル売りの流れとなり、リバを挟みながら下げ基調が続いて115.55でNYクローズとなりました。

・ユーロドルは雇用統計発表直後に1.1299から1.1292まで下落しましたが、その後はドル売りの流れとなったため上昇基調が続いて04:30みは1.1364まで上昇し、1.1359でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは雇用統計の結果を受けて米金融政策の正常化が想定より速いペースで進むとの見方から債券が売られて利回りは上昇し、一時1.7992%前後と2020年1月以来約2年ぶりの高水準を付けて1.764%でNYクローズとなりました。

・昨日のダウは雇用統計の結果が金融政策の正常化を積極的に進めることを後押しする内容との見方から米経済の回復期待で景気敏感株を中心に買われてプラス圏での推移が続いていましたが、引けにかけて押し戻されて$4安でで引けました。
一方ナスは米長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られて0.96%安で引けました。

結果
22:30 12月非農業部門雇用者数 予想:+40.0万人 結果:+19.9万人 (前回:+21.0万人 修正値:+24.9万人)
22:30 12月失業率 予想:4.1% 結果:3.9% (前回:4.2%)
22:30 12月平均時給 (前月比) 予想:+0.4% 結果:+0.6% (前回:+0.3% 修正値:0.4%)
22:30 12月平均時給 (前年同月比) 予想:+4.2% 結果:+4.7% (前回:+4.8% 修正値:5.1%)

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は115.75-90で小動きが続き、22:30の雇用統計の時は115.87でした。
発表直後はドルが買われて115.92まで上昇しましたが、その後は非農業部門雇用者数が予想を下回ったことに反応してドル売りの流れとなり、リバを挟みながら下げ基調が続いて115.55でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.1295-1.1320で上下し、22:30は1.1299でした。発表直後に1.1292まで下落しましたが、その後はドル売りの流れとなったため上昇基調が続いて04:30みは1.1364まで上昇し、1.1359でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・米国10年債権利回りは雇用統計の結果を受けて米金融政策の正常化が想定より速いペースで進むとの見方から債券が売られて利回りは上昇し、一時1.7992%前後と2020年1月以来約2年ぶりの高水準を付けて1.764%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW   36,231.66(-4.81)
NASDAQ   14,935.90(-144.96)

・昨日のダウは雇用統計の結果が金融政策の正常化を積極的に進めることを後押しする内容との見方から米経済の回復期待で景気敏感株を中心に買われてプラス圏での推移が続いていましたが、引けにかけて押し戻されて$4安でで引けました。
一方ナスは米長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られて0.96%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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