豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2021年12月7日)

2021年12月7日

 12:30に発表された政策金利は予想通り0.10%で据え置き、声明では「来年2月中旬まで週40億豪ドルの国債買い入れを継続する」「利上げの条件が整うにはしばらく時間がかかり、委員会は辛抱強くいる準備がある」とサプライズな内容はありませんでしたが、リスク要因になっていたオミクロン株について「経済回復を妨げるとは予想せず」と楽観的な見解を示したことが好感されて豪ドルは買いが強いまま15時となりました。

 

結果
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:0.10% 結果:0.10% (前回:0.10%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は上昇基調が続いて16:00の0.7010から00:20には0.7054まで上昇し、その後は0.7040-50での小動きが続いて0.7050でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7040-55で上下し、12:30の政策金利の時は0.7056でした。
政策金利は据え置きでしたがリスク要因になっていたオミクロン株について「経済回復を妨げるとは予想せず」と楽観的な見解を示したことが好感されて発表後から豪ドルが買われて14:50の0.7084まで上昇が続き、0.7080で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は上昇基調となり16:00の79.30から00:50には79.96まで上昇し、その後は79.85-80.00で上下し、80.02でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると80.00を挟んで上下し、12:30は80.12でした。
発表後から豪ドル買いと円売りで上げ出して14:50の80.55まで上昇が続き、80.52で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は上昇基調が続いて16:00の1.0394から00:50には1.0443まで上昇し、その後は1.0420-45で上下し、1.0432でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0430-50で上下し、12:30は1.0449でした。
発表直後は1.0444-54で小幅に振り、その後はジリジリと上げ出し14:50に1.0460まで上昇し、1.0458で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日は米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長がオミクロン株について「断定するのは時期尚早だ」としながらも、「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と発言したことでリスクオンになって円売り・ドル買いの流れとなり、ダウ平均は一時770ドル超上昇し、ドル円は16:00の113.10から03:20には113.55まで上昇し、113.49でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると113.40-60で上下していましたが、後場から日経平均が上昇幅を拡大したため円が売られ、13:00からレンジを抜けて14:50には113.73まで上昇し、113.72で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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