米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2021年12月4日)

 

 

2021年12月4日

 11月米・雇用統計は非農業雇用者数が予想の55.0万人増を大幅に下回る21.0万人増、失業率は予想の4.5%より改善の4.2%、平均時給は前月比、前年同月比共に予想を下回る結果となりました。

・豪ドル・ドルは米雇用統計発表直後にドル売りで0.7059から0.7089まで上昇しましたが、すぐに反転して22:40には0.7053まで下落し、NYタイムに入るとNY株が下落したことでリスクに敏感な豪ドルが売られたため下落基調が続いて05:10の0.6992まで下げ続け、0.6999でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は米雇用統計発表直後に79.84-80.20で振った後、NYタイムに入るとNY株下落を受けて豪ドル売りと円買いの流れとなったため下落基調となり05:00の78.78までひたすら下げ続け、78.98でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米雇用統計発表直後は1.0389-1.0401で小幅に振っただけでしたが、NYタイムに入ると豪ドル売りが強まったことで下落基調となり05:00の1.0361までジリ下げが続き、1.0370でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に113.29から112.99まで30pips下落しましたが、すぐに反転して23:20には113.61まで上昇しました。
しかしNYタイムに入ると新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大への懸念や11月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回ったものの失業率は低下との結果でしたが、インフレ懸念を強めるFRBは金融政策の正常化を加速させるとの見方からNY株が下落したことでリスク回避の円買いと米長期金利の低下によるドル売りの流れとなり04:20の112.56まで下げ続け、112.83でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2021年12月4日)の記事に載せています。

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は0.7045-70で上下し、22:30の米雇用統計の時は0.7059でした。
発表直後にドル売りで0.7059から0.7089まで上昇しましたが、すぐに反転して22:40には0.7053まで下落し、NYタイムに入るとNY株が下落したことでリスクに敏感な豪ドルが売られたため下落基調が続いて05:10の0.6992まで下げ続け、0.6999でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は79.85-80.20で上下し、22:30は80.00でした。
発表直後に79.84-80.20で振った後、NYタイムに入るとNY株下落を受けて豪ドル売りと円買いの流れとなったため下落基調となり05:00の78.78までひたすら下げ続け、78.98でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0390-415で上下し、22:30は1.0397でした。
発表直後は1.0389-1.0401で小幅に振っただけでしたが、NYタイムに入ると豪ドル売りが強まったことで下落基調となり05:00の1.0361までジリ下げが続き、1.0370でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は113.20-50で上下し、22:30の雇用統計の時は113.29でした。
発表直後に113.29から112.99まで30pips下落しましたが、すぐに反転して23:20には113.61まで上昇しました。
しかしNYタイムに入ると新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大への懸念や11月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回ったものの失業率は低下との結果でしたが、インフレ懸念を強めるFRBは金融政策の正常化を加速させるとの見方からNY株が下落したことでリスク回避の円買いと米長期金利の低下によるドル売りの流れとなり04:20の112.56まで下げ続け、112.83でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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