日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2020年9月17日)

2020年9月17日

・本日の日銀金融政策決定会合は予想通りの現状維持で、発表後に大きな動きのないまま15時となりました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:51 現状維持

 

★本日早朝のFOMC後の動きは、FOMC直後のドルの動き(2020年9月17日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はFOMCでのハト派的な内容になることを警戒して欧州時間から円高・ドル安が進み、16:00の105.38から22:10には7月31日以来の安値となる104.80まで下落しました。
27:00のFOMC声明発表直後に104.79-105.07で振った後、パウエルFRB議長で追加緩和について踏み込んだ発言がなかったことでドル買いが強まり03:50に105.14まで上昇しましたが、NY株がFOMC後に軟調に推移していたため円買いに押されて109.98でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:20に104.87まで下げた後は105.00-10でのこう着が続き、10:55に105.17まで上げる場面がありましたがすぐに押し戻されてました。
11:51に日銀金融政策決定会合の現状維持の結果発表がありましたが、反応はほとんどなく、その後は105.00-10でのこう着が続き、14:40から一段下げて104.97で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はECBの追加緩和への思惑からユーロ売りの流れとなり16:00の1.1849から23:30には1.1809まで下落し、FOMC声明発表直後にドル売りで1.1854まで上昇しましたが、その後はドル買いの流れで下落基調となり03:50には1.1786まで下落し、1.1815でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると下落基調となり12:15に1.1737まで下落し、その後は戻して1.1769で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・FOMCでゼロ金利政策見通しを2023年まで延長でハト派色の強い内容でしたが想定の範囲内として売られ、またパウエルFRB議長から追加緩和について踏み込んだ発言がなかったことで一段の売り材料となり、利回りは上昇して0.699%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  28,032.38(+36.78)
NASDAQ  11,050.47(-139.86)
・朝方からFOMCでのハト派姿勢を期待して、寄り付きから堅調に推移し、FOMC声明で予想通りFFレート誘導目標を0.00-0.25%で据え置きで金利見通しをゼロ金利維持の期間を前回の2022年から2023年まで延長、「リスクが生じた場合には適切に金融政策のスタンスを調整する用意」と緩和スタンスを継続する姿勢を示した内容だったことで上げ幅を拡大し、ダウは一時369ドル高まで上昇しました。
しかしパウエルFRB議長会見で現行の資産購入規模が適切であるとしてイールドカーブ・コントロール(YCC)やマイナス金利について言及しなかったこと、また「現行のガイダンスは極めて強力」との考えを示すと追加緩和期待が後退して引けにかけては上げ幅を縮め、ダウは$36高、ナスは1.25%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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