豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2019年12月3日)

2019年12月3日

 12:30に発表された政策金利は予想通りの0.75%で据え置きでしたが、来年の追加利下げを示唆する内容ではなかったとの見方や、一部豪銀が数日前に来年2回の利下げや再来年の量的緩和を予想していたため豪ドル売りのポジションを投げる動きも加わり、豪ドルは発表直後から買われて東京時間は上昇が続きました。

 

結果
09:30 7-9月期経常収支 予想:63億豪ドル 結果:79億豪ドル (前回:59億豪ドル 修正値:47億豪ドル)
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:0.75% 結果:0.75% (前回:0.75%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2019年12月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:15時点)
・昨日の欧州時間は0.6775-90で小動きでしたが、24:00の米・11月ISM製造業景況指数が予想を下回ったためドル売りの流れとなり01:30の0.6821まで上昇が続き、その後は0.6810-25での小動きとなり0.6817でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると午前は0.6820近辺での小動きがひたすら続き、12:30の政策金利発表の時は0.6818でした。
発表直後に0.6818から0.6838まで急伸し、その後も上昇基調が続いて14:30には0.6846まで上昇し、0.6843で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:15時点)
・昨日の欧州時間は74.20-50で上下していましたが、NYタイムに入って米・11月ISM製造業景況指数発表後からドル売りの流れとなり、豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落との板挟みとなり74.25-45での上下がひたすら続いて、74.30でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:40に74.45まで上げた後は74.40近辺での小動きが続き、12:30は74.38でした。
発表直後に74.38から74.67まで急伸し、その後も上昇が続いて14:30には74.77まで上昇し、74.72で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:15時点)
・昨日の欧州時間はジリ下げとなり16:00の1.0494から00:20の1.0467まで下げ続け、その後は1.0470-90での小動きが続き、1.0480でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0475-95で上下し、12:30は1.0476でした。
発表直後に1.0476から1.0497まで急伸し、その後も豪ドル買いの流れとなり14:45には1.0512まで上昇し、1.0509で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:15時点)
・昨日の欧州時間は17:40に109.70まで上昇した後はジリ下げが続いて22:30には109.47まで下落しました。
NYタイムに入り24:00の11月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため109.52から109.20まで急落し、更に ロス米商務長官の「中国と合意なければ、トランプ米大統領は対中関税を引き上げるだろう」との発言で米中貿易協議の合意への懸念が高まりNY株が大幅安になったため下落基調が続いて04:10には108.92まで下落し、108.96でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると午前は108.95-109.15での小動き、午後になるとジリジリと上げて13:35に109.20まで上昇し、109.17で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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