2019年10月1日

　13：30に発表された政策金利は予想通り25bpの利下げとなり、声明文で今後の金融政策について前回の「必要であればさらなる金融緩和を行う」から「必要であればさらなる金融緩和を行う用意がある」に変更したことで発表直後に豪ドルは買われましたが、すぐに「労働需要の先行指標は雇用の伸びが鈍化する可能性を示唆している」と雇用市場の先行きに弱気な姿勢を示したことに反応して豪ドル売りとなってからは売り基調が15時まで続きました。

 

結果
10:30　8月住宅建設許可件数 (前月比)　予想：2.5%　結果：-1.1%　（前回：-9.7%）
10:30　8月住宅建設許可件数 (前年同月比)　予想：-20.0%　結果：-21.5%　（前回：-28.5%　修正値：-28.2%）
13:30　RBAキャッシュターゲット　予想：0.75%　結果：0.75%　（前回：1.00%）

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文（2019年10月1日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

 

 

豪ドル－ドル（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は0.6745-60での小動き、NYタイムでは23：10に0.6763まで上昇した後23：50に0.6740まで下落し、その後は0.6750近辺での小動きが続いて、0.6748でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9：30に0.6758まで上昇した後はジリ下げが続いて11：50に0.6732まで下落し、13：30の政策金利の時は0.6744でした。
発表直後に0.6744から0.6775まで急伸しましたがすぐに反転してからは下げ基調が続いて14:50には0.6704まで下落し、0.6706で15時となりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　

左：豪ドル・ドル－日足

 

豪ドル－円（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は上昇基調が続いて15：00の72.70から23：10には73.05まで上昇しました。
そこから23：50に72.86まで押し戻された後は72.90-73.00での小動きが続いて、72.94でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9：50に73.07まで上昇した後は押し戻されて11：30に72.84まで下落し、13：30は73.04でした。
発表直後に73.04から73.37まで急伸しましたがすぐに反転してからは下げ基調が続いて14:50には72.54まで下落し、72.55で15時となりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　

左：豪ドル・円－日足

 

豪ドル－NZドル（チャートは15：30時点）
・昨日は23.50に1.0745まで下落する場面がありましたが、欧州・NYタイムでは1.0760-80での上下が続いて、1.0768でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続いて10：50には1.0796まで上昇し、13：30は1.0784でした。
発表直後に1.0784から1.0800まで上昇しましたがすぐに反転してからは下げ基調が続いて14:50には1.0748まで下落し、1.0750で15時となりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　

左：豪ドル・NZドル－日足

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日は先週の「米国市場に上場している中国企業の上場廃止を米政権が検討している」との報道を米財務省広報官が否定し、更にナバロ米大統領補佐官（通商担当）も「報道の内容の半分以上がフェイクニュース（虚偽）」と指摘したことでNY株が堅調に推移したためNYタイムでは上昇基調となり02：10に108.17までに上昇し、その後は108.10近辺での小動きが続き、108.08でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリとした上げが続いて13：30に108.29まで上昇し、その後は小幅押し戻されて108.18で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

左：ドル円－日足