日銀黒田総裁会見骨子(2019年7月30日)

2019年7月30日

本日7/30(火)に行われた日銀金融政策決定会合後の、黒田日銀総裁会見骨子です。
(時事通信より転載)

・わが国の景気、基調としては緩やかに拡大
・一部では小幅ながら消費税率引き上げ前の駆け込み需要見られ始めた
・2%の物価目標実現にはなお時間かかる
・少なくとも20年春ごろまで現在の低金利水準維持
・物価上昇の勢い損なわれる恐れ高まればちゅうちょなく追加緩和
・物価の勢い損なわれるのを未然に防ぐため必要なら政策対応する
・海外経済を中心に下振れリスク大きい
・より明確に日銀としての緩和に対する対応を示した=「躊躇なく緩和」表明
・保護主義的な動きが世界経済に及ぼす不確実性高まっている
・現在の強力な緩和を粘り強く続け物価のモメンタム維持する
・消費増税の影響、引き続き注視するが非常に大きなものにならず
・時間的にすぐと必ずしも意味しないが勢い損う恐れあれば直ちに躊躇なく緩和
・足元で物価のモメンタム損なっているとかリスク高いとはいえず
・経済下振れリスク顕在化による物価下振れ、今まで以上に留意
・欧米の緩和、各国の経済が成長し物価が安定すれば世界にも日本にもプラス
・欧米の金融政策、国際金融市場や世界経済に及ぼす影響留意必要
・物価のモメンタム損なうリスク顕在化するのを未然に防ぐ
・追加的な手段はいくつもあり得る
・予防的(緩和)といってもいい=「躊躇なく緩和」表明で
・政策指針の「当分の間」はかなり長い期間で特に今変える必要あると思わず
・年後半回復論、時期は若干後にずれている可能性ある
・現状、リバーサルレートの状況になっていると思わず
・もう少しイールドカーブがスティープになった方が正常というのはその通り
・MMTの議論、有効だとか正しいとか思わず
・MMT、日本で話題になるのは理解できない
・従来よりも一歩前進、踏み込んだ=「躊躇なく緩和」表明
・従来よりも緩和に前向きになった
・追加緩和の場合、プラスの影響と金融システムの副作用を総合的に勘案
・当然、マイナス金利(の深掘り)も選択肢の一つ

 

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