オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2019年5月16日)

2019年5月16日

 本日10:30にオーストラリアの4月雇用統計の発表があり、新規雇用者数が予想の+1.40万人を上回る+2.84万人でしたが、失業率の悪化と新規雇用者数の内訳で非正規雇用者数が増加していることで直後から豪ドル売りとなりましたが、すぐに戻して発表前の水準で15時となりました。

結果
10:30 4月新規雇用者数 予想:+1.40万人 結果:+2.84万人 (前回:+2.57万人 修正値:+2.77万人)
10:30 4月失業率 予想:5.1% 結果:5.2% (前回:5.0% 修正値:5.1%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は米中貿易摩擦を懸念して豪ドルが売られ16:00の0.6928から19:30に0.6914まで下落しましたが、23:10に米政府高官の話として「トランプ大統領は輸入車に対する関税発動を最長6カ月延期する考え」との報道が伝わると急伸して23:10には0.6936まで上昇しました。
その後は0.6920-30での小動きが続いて、0.6925でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6920-30で小動きの後、10:30の豪・雇用統計の時は0.6920でした。
発表直後に0.6920から0.6891まで28pips急落しましたが、すぐに戻して11:40に0.6919まで上昇し、その後は0.6910-20での小動きがひたすら続いて、0.6912で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は米中貿易摩擦を懸念して豪ドル売りと円買いで売られ16:00の76.00から21:40には75.51まで下落しましたが、23:10の自動車関税発動延期の報道で76.05まで急伸し、その後は75.75-95で上下して75.91でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとドル円の下げに引っ張られて06:40の75.97から10:10には75.64まで下落し、10:30は75.72でした。
発表直後に75.72から75.39まで33pips急落しましたが、すぐに戻して11:40には75.94まで上昇し、その後は75.70近辺での小動きが続いて75.67で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0535-50での小動きが続き、NYタイムに入ると1.0562まで上げる場面がありましたが押し戻されて1.0550近辺での小動きが続き、1.0549でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0550近辺でのこう着が続き、10:20に1.0561まで急伸しましたがすぐに押し戻されて10:30は1.0548でした。
発表直後に豪ドルが売られて1.0548から1.0519まで29pips急落しましたが、すぐに戻して11:40に1.0545まで上昇し、そこから更に上げて14:40に1.0553まで上昇し、1.0551で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は米中貿易摩擦への懸念が高まり欧州株や時間外のダウ先物が下落したため円買いの流れが強まり16:00の109.69から22:20には109.15まで下落しました。
しかしNYタイムに入った23:10に米政府高官の話として「トランプ大統領は輸入車に対する関税発動を最長6カ月延期する考え」との報道が伝わると急伸して23:30には109.69まで上昇し、その後109.40まで押し戻される場面がありましたが持ち直して109.58でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなり10:40の109.33まで下げ続け、そこからは小幅戻して109.50近辺での小動きが続き、109.46で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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