豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2019年5月7日)

2019年5月7日

 12:30に発表された政策金利は予想通りの1.50%で据え置きでしたが、声明で「労働市場に細心の注意を払う」との見解を示し、インフレ見通しを下方修正したものの一部市場で予想されていた利下げを今回の会合で見送ったことで豪ドルは発表直後に買われ、その後は高値圏を維持して15時となりました。

 

結果
10:30 3月貿易収支 予想:44.90億豪ドル 結果:49.49億豪ドル (前回:48.01億豪ドル 修正値:51.40億豪ドル)
10:30 3月小売売上高(前月比) 予想:0.2% 結果:0.3% (前回:0.8% 修正値:0.9%)
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.50% 結果:1.50% (前回:1.50%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2019年5月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・GWの10連休で休場だった日本時間早朝6時過ぎにトランプ大統領が米中通商協議の進展ペースに満足していないとして、中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を10日に現行の10%から25%へと引き上げるとツイートしたことでリスク回避の円買いと中国と深い関係にある豪ドル売りとなり、5/4(金)のクローズ値0.7022よりも40pips下窓を開けた0.6982で始まり10:00には0.6962まで急落しました。
その後はジリジリと戻して04:20には0.7001まで上昇し、0.6996でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6時過ぎに米通商代表が10日に中国製品2000億ドル相当への追加関税引き上げ表明が伝わると急落して06:40には0.6982まで下落し、そこからはジリジリとした上げが続いて10:50に0.7003まで上昇し、13:30の政策金利の時は0.6995でした。
予想通りの1.50%で据え置きでしたが発表直後に0.6995から0.7047まで52pips急伸し、その後は小幅押し戻されて0.7034で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・GWの10連休で休場だった日本時間早朝6時過ぎにトランプ大統領が米中通商協議の進展ペースに満足していないとして、中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を10日に現行の10%から25%へと引き上げるとツイートしたことでリスク回避の円買いと中国と深い関係にある豪ドル売りとなり、5/4(金)のクローズ値78.04よりも79pips下窓を開けた77.25で始まり10:00には76.78まで急落しました。
その後はジリジリと戻して03:50には77.66まで上昇し、77.57でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6時過ぎに米通商代表が10日に中国製品2000億ドル相当への追加関税引き上げ表明が伝わるとリスク回避の円買いによって06:50には77.26まで下落し、そこからはゆっくりジリジリとした上げとなって12:00には77.52まで上昇し、13:30は13:30は77.42でした。
発表直後に77.42から78.01まで59pips急伸し、その後は小幅押し戻されて77.83で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・早朝6時過ぎの関税報道で豪ドルが売られたため5/4(金)のクローズ値1.0567よりも19pips下窓を開けた1.0548で始まり7:00には1.0538まで下落しました。 その後1.0535-55で小動きが続き、欧州時間に入ってからジリ上げが続いて05:10には1.0586まで上昇し、1.0583でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6時過ぎに米通商代表が10日に中国製品2000億ドル相当への追加関税引き上げ表明が伝わると豪ドルが売られたため1.0560まで急落し、その後はジリ上げが続いて11:00には1.0589まで上昇し、13:30は1.0581でした。
発表直後に1.0581から1.0630まで49pips急伸し、その後は1.0620-35での小動きとなって、1.0623で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は日本時間早朝6時過ぎにトランプ大統領が米中通商協議の進展ペースに満足していないとして、中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を10日に現行の10%から25%へと引き上げるとツイートしたことでリスク回避の円買いとなり、5/4(金)のクローズ値111.10よりも48pips下窓を開けた110.62で始まり10:00には110.27まで急落しました。
その後はジリジリとした戻りが続いて00:10には110.96まで上昇し、110.86でNYクローズとなりました。
・東京時間に入った6時過ぎに米通商代表が10日に中国製品2000億ドル相当への追加関税引き上げ表明が伝わると急落して06:40には110.61まで下落しました。
そこからはジリ上げが続いて9:00に110.85まで上昇しましたが、再び下げ出して12:30には110.58まで下落しました。
その後は110.60近辺での小動きが続いて、110.63で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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