2019年2月5日

　9：30に発表された12月貿易収支は予想を上回りましたが、12月小売売上高が予想を下回ったことに反応して豪ドルは売られました。
その後は戻して12：30の政策金利は予想通り1.50%の据え置きでしたが、弱気筋の多くが予想していたほどハト派姿勢を示さなかったことで直後に豪ドルは買われ、東京時間は更に買い上げられました。

 

結果
12月貿易収支　予想：23.00億豪ドル　結果：36.81億豪ドル　（前回：19.25億豪ドル　修正値：22.56億豪ドル）
12月小売売上高(前月比)　予想：-0.1%　結果：-0.4%　（前回：0.4%　修正値：0.5%）
12:30　RBAキャッシュターゲット　予想：1.50%　結果：1.50%　（前回：1.50%）

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文（2019年2月5日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

 

 

豪ドル－ドル（チャートは15：30時点）
・欧州時間は下落基調となり16：00の0.7234から00：00には0.7210まで下落し、その後は小幅戻して0.7224でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなり9：30に発表された12月小売売上高の予想を下回る結果に反応して0.7211から0.7195まで急落し、9：40には0.7192まで下落しました。
そこからはジリジリと戻して12：30の金融政策の時は0.7210でした。
発表直後に0.7210から0.7244まで34pips急伸し、更に上昇が続いて14：25には0.7263まで上げ続け、0.7260で15時となりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　

左：豪ドル・ドル－日足

 

豪ドル－円（チャートは15：30時点）
・欧州時間は17：00に79.53まで上昇した後は79.25-50で方向感のない動きがひたすら続いて、79.39NYクローズとなりました。
・東京時間に入ると79.30-40で揉み合っていましたが、9：30に12月小売売上高が悪化で豪ドルが売られたため9：40には79.09まで下落しました。
そこからジリジリと戻して12：30は79.24でした。
発表直後に79.24から79.67まで33pips急伸し、更に豪ドルが買われて13：40に79.83まで上昇し、その後は79.70-85での小動きが続いて、79.74で15時となりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　

左：豪ドル・円－日足

 

豪ドル－NZドル（チャートは15：30時点）
・欧州・NYタイムは1.0475-95での上下がひたすら続いて1.0488NYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなり9：30の12月小売売上高で更に下げ幅を広げて11：10には1.0450まで下落し、12：30は1.0466でした。
発表直後に1.0466から1.509まで43pips急伸してから更に上げて13：45には1.0524まで上昇し、その後は1.0520近辺での揉み合いが続いて、1.0519で15時となりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　

左：豪ドル・NZドル－日足

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は109.80-90での小動きが続いていましたが、米長期金利の上昇を受けて22：30から一段高となって110円に入って23：50には110.16まで上昇しました。
しかしその後はジリジリと押し戻されて04：10に109.81まで下落し、109.89でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7：30に109.81まで下げた後はジリジリと上げ出して10：50には110.04まで上昇しました。
その後は逆にジリ下げが続いて14：55には109.77まで下落し、109.82で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

左：ドル円－日足