米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2019年2月2日)

 

2019年2月2日

 1月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30.4万人増と予想の16.5万人増を大幅に上回りましたが、前月の数値が31.2万人増から22.2万人増に下方修正され、失業率は連邦政府機関の一部閉鎖の影響もあって4.0%と予想の3.9%より弱い内容となりました。
また1月平均時給(前月比)は予想+0.3%を下回る+0.1%、1月平均時給(前年同月比)は予想と同じ+3.2%でした。
雇用統計発表直後はドルが若干買われた反応でしたが、1月ISM製造業景況指数の好結果を受けてからはより強いドル買いの流れとなりました。
NY株式市場は決算発表真っただ中ということもあり、雇用統計の結果よりも個別企業の決算内容への反応を示していました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後に0.7263から0.7283まで上昇しましたが、そこから押し戻されて23:50には0.7253まで下落し、更に24:00の米1月ISM製造業景況指数の好結果を受けてドル買いの流れとなり00:30には0.7241まで下落しました。
そこから一旦0.7265まで上げましたが、その後はジリ下げとなって0.7247でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は雇用統計発表直後に79.05から79.34まで急伸し、更に24:00の米1月ISM製造業景況指数の好結果を受けたドル買いでドル円が急伸したことに引っ張られて02:40には79.59まで上昇しその後はジリ下げとなって79.36でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは雇用統計発表直後に1.0470から1.0446まで下げましたが、すぐに反転して1.0480-95での揉み合いが続き00:50から再び上げ出して03:10には1.0507まで上昇し、1.0509でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に108.89から109.07まで18pips上昇し、一旦押した後に再び上げ出して24:00の1月ISM製造業景況指数の好結果を受けて109.10から109.39まで急伸し、更にジリ上げとなって02:50には109.58まで上昇し、109.49でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2019年2月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2019年2月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はジリ上げとなり16:00の0.7242から20:00には0.7264まで上昇し、22:30の米・雇用統計の時は0.7263でした。
発表直後に0.7263から0.7283まで上昇しましたが、そこから押し戻されて23:50には0.7253まで下落し、更に24:00の米1月ISM製造業景況指数の好結果を受けてドル買いの流れとなり00:30には0.7241まで下落しました。
そこから一旦戻して02:40に0.7265まで上げましたが、その後はジリ下げとなって0.7247でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はジリ上げとなり16:00の78.85から20:00には79.10まで上昇し、22:30は79.05でした。
発表直後に79.05から79.34まで急伸し、一旦押し戻されて23:40に79.10まで下げましたが、24:00の米1月ISM製造業景況指数の好結果を受けたドル買いでドル円が急伸したことに引っ張られて02:40には79.59まで上昇しました。
その後はジリ下げとなって79.36でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0480近辺での小動きが続き、22:30は1.0470でした。
発表直後に1.0470から1.0446まで下げましたが、すぐに反転して1.0480-95での揉み合いが続き00:50から再び上げ出して03:10には1.0507まで上昇しました。
その後は1.0500-07でのこう着が続き、1.0509でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は108.85-95で小動きが続き、雇用統計の22:30は108.89でした。
発表直後に108.89から109.07まで18pips上昇し、一旦108.91まで押し戻されましたが、再び上げ出して24:00の1月ISM製造業景況指数の好結果を受けて109.10から109.39まで急伸し、更にジリ上げとなって02:50には109.58まで上昇しました。
その後は109.45-56での小動きが続いて109.49でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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