オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2018年12月20日)

2018年12月20日

 本日9:30にオーストラリアの11月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想2.00万人増を上回る3.70万人増、失業率は予想5.0%から5.1%へ悪化の結果でした。
早朝4時にFOMCで大幅に動いていたこともあって、豪・雇用統計の発表には大きな反応はありませんでした。

結果
9:30 11月新規雇用者数 予想:+2.00万人 結果:+3.70万人 (前回:+3.28万人 修正値:+2.87万人)
10:30 11月失業率 予想:5.0% 結果:5.1% (前回:5.0%)

 

 本日早朝4時にFOMC声明とパウエルFRB議長会見があり、結果は予想通りFFレート誘導目標2.25-2.50%に引き上げ、2019年の想定利上げを3回から2回に下方修正しましたが市場が期待したほどハト派的でなかったことを嫌気してダウは一時500ドル超の急落となり、ダウは$351安、ナスは2.17%安で引けました。

★FOMC後の動きは、FOMC直後のドルの動き(2018年12月20日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.7185-0.7200での小動きが続き、20:20から下げ出して04:00のFOMCの時は0.7162でした。 発表直後に0.7162から0.7127まで急落し、その後ドル買いの流れとなったため05:00には0.7086まで下落し、0.7111でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7100-20での小動きが続き、9:30の豪・雇用統計発表直後は0.7107-19で小幅に動いただけでした。
10:00に0.7125まで上昇しましたが、その後はジリ下げがひたすら続いて14:45には0.7085まで下落し、0.7087で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は80.70-90での小動きが続き、20:20から下げ出してFOMCの04:00には80.36まで下落しました。
発表直後に80.36から80.10まで下落し、そこからはドル円は上昇していましたが豪ドル・ドルの下げに引っ張られて05:00には79.56まで下落し、79.95でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると79.85-80.00での小動きが続き、9:30の発表直後は79.92-80.08で小幅に動いただけでした。
その後小幅上げて10:00に80.21まで上昇しましたが、そこからジリ下げが続き、11:52に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表にはほとんど反応しませんでした。
しかし12:00からドル円が日経と共に下げ足を速めて円買いの流れとなったためジリ下げがひたすら続いて14:45には79.37まで下落し、79.44で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0480近辺での小動きが続き、20:20からジリジリと下げ出してFOMCの04:00は1.0425でした。
発表直後に1.0424-64で上下した後は1.0440-60での小動きが続き、06:45に発表された7-9月期ニュージーランドGDPが予想を下回りったためNZドルが売られたことで1.0454から1.0501まで急伸し、1.0501でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0490近辺でこう着となり、9:15に1.0479まで下げましたがすぐに戻して9:30の発表では1.0483-95で小幅に動いただけでした。
そこからはジリジリと上げて13:25に1.0542まで上昇し、その後は1.0530近辺での小動きが続いて、1.0529で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間はFOMCを目前に控えて112.30-40での小動きが続き、23:00からは一段下げて112.05-35で上下し、04:00のFOMCの時は112.20でした。
FOMCで予想通り0.25%の切り上げ、2019年の想定利上げを3回から2回に下方修正しましたが発表直後に112.43まで上昇し、パウエルFRB議長会見が始まる04:30には112.62まで急伸しました。
米10年債利回りが急低下し、NY株も下げ幅を広げていたため荒っぽい動きの中05:05に112.18まで下落しましたが、その後は上昇基調となって06:20には112.66まで上昇し、112.43でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:15に112.34まで下げた後はジリジリとした上げが続いて10:05に112.60まで上昇し、そこからは逆にジリジリと押し戻されて11:20に112.41まで下落しました。
11:52に日銀金融政策決定会合の現状維持の結果が発表されましたが、全く反応はなく112.47-50で動いただけでした。
しかし12:00から下げ出すとひたすら下げ続けて14:45に112.01まで下落し、112.07で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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