日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2018年12月20日)

2018年12月20日

・本日11:52に発表された日銀金融政策決定会合は予想通り現状維持でした。
為替・株共にほとんど反応はなく無風でしたが、12時から日経と時間外のダウ先物が急落したため円買いの流れとなりドル円も12:00の112.48から15:00の112.00まで下げ続けました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:52 現状維持

 

 本日早朝4時にFOMC声明とパウエルFRB議長会見があり、結果は予想通りFFレート誘導目標2.25-2.50%に引き上げ、2019年の想定利上げを3回から2回に下方修正しましたが市場が期待したほどハト派的でなかったことを嫌気してダウは一時500ドル超の急落となり、ダウは$351安、ナスは2.17%安で引けました。

★FOMC後の動きは、FOMC直後のドルの動き(2018年12月20日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間はFOMCを目前に控えて112.30-40での小動きが続き、23:00からは一段下げて112.05-35で上下し、04:00のFOMCの時は112.20でした。
FOMCで予想通り0.25%の切り上げ、2019年の想定利上げを3回から2回に下方修正しましたが発表直後に112.43まで上昇し、パウエルFRB議長会見が始まる04:30には112.62まで急伸しました。
米10年債利回りが急低下し、NY株も下げ幅を広げていたため荒っぽい動きの中05:05に112.18まで下落しましたが、その後は上昇基調となって06:20には112.66まで上昇し、112.43でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:15に112.34まで下げた後はジリジリとした上げが続いて10:05に112.60まで上昇し、そこからは逆にジリジリと押し戻されて11:20に112.41まで下落しました。
11:52に日銀金融政策決定会合の現状維持の結果が発表されましたが、全く反応はなく112.47-50で動いただけでした。
しかし12:00から下げ出すとひたすら下げ続けて14:45に112.01まで下落し、112.07で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間はジリジリとした上げが続いて16:00の1.1384から00:20には1.1439まで上昇し、04:00のFOMCの時は1.1427でした。
発表直後に1.1427から1.1382まで急落し、ドル買いの流れとなったため04:50には1.1363まで下落し、1.1381でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1380近辺のこう着がひたすら続き、14:00から小幅上げて1.1389で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    23,323.66(-351.98)
NASDAQ     6,636.83(-147.08)
・昨日のNY株はFOMCで来年以降の利上げ想定回数を下方修正するのではないかとの思惑からの買い戻しでプラス圏で堅調に推移していました。
FOMCで予想通りFFレート誘導目標2.25-2.50%に引き上げでしたが、2019年の想定利上げを3回から2回に下方修正しましたが市場が期待したほどハト派的でなかったことを嫌気してダウは一時500ドル超の急落となり、ダウは$351安、ナスは2.17%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA