2018年10月6日
9月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の18.5万人増を下回る13.4万人増でしたが、失業率が3.7%と前月(3.9%)から大きく改善して1969年12月(3.5%)以来48年9カ月ぶりの低水準となりました。
また注目されていた平均時給は前月比、前年同月比共に市場予想通りで賃金の伸びも堅調な結果でした。
雇用統計発表後から米10年債利回りが上昇し、ドルは直近買われていたため大きな反応はなく、一方NY株は金利上昇を嫌気して大幅安となりました。
・豪ドル・ドルは米・雇用統計直後に0.7070から0.7051まで下落しましたが、すぐに反転して0.7086まで上昇しました。
しかしオセアニア通貨売りの流れとなったため23:00の0.7079から01:45の0.7041まで下げ続け、0.7050でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は雇用統計発表後しばらく80.40-65で上下していましたが、23:00からオセアニア通貨売りと円買いの流れを受けて下げ出して02:25には79.99まで下落し、80.17でNYクローズとなりました。
豪ドル・NZドルは雇用統計発表直後は1.0908-29で小幅に振り、その後豪ドルとNZドルの両方が売られるなかジリジリとした上げが続いて03:20には1.0947まで上昇し、1.0942でNYクローズとなりました。
・ドル円は雇用統計直後に113.85から114.07まで上昇しましたが、すぐに押し戻されてからはNY株の下落を受けて円買いの流れとなり下げ基調が続き00:50には113.56まで下落し、113.70でNYクローズとなりました。
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年10月6日)の記事に載せています。
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★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2018年10月6日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤はジリジリとした上げが続いて16:20の0.7053から20:10には0.7075まで上昇し、21:30の米・雇用統計の時は0.7070でした。
発表直後に0.7070から0.7051まで下落しましたが、すぐに反転して22:50には0.7086まで上昇しました。
しかしオセアニア通貨売りの流れとなったため23:00の0.7079から01:45の0.7041まで下げ続け、その後は0.7050近辺での小動きが続き、0.7050でNYクローズとなりました。
豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤はジリジリとした上げが続いて16:00の80.29から20:10には80.62まで上昇し、21:30は80.45でした。
発表後しばらく80.40-65で上下していましたが、23:00からオセアニア通貨売りと円買いの流れを受けて下げ出して02:25には79.99まで下落しました。
その後リバって03:45に80.27まで戻し、80.17でNYクローズとなりました。
豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤はジリ上げが続いて16:25の1.0910から20:10には1.0933まで上昇し、直前に下げて21:30は1.0911でした。
発表直後は1.0908-29で小幅に振り、その後豪ドルとNZドルの両方が売られるなかジリジリとした上げが続いて03:20には1.0947まで上昇し、1.0942でNYクローズとなりました。
左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間序盤は113.75-95での小動きが続き、21:30の雇用統計の時は113.85でした。
発表直後に113.85から114.07まで上昇しましたが、すぐに押し戻されてからはNY株の下落を受けて円買いの流れとなり下げ基調が続いて00:50には113.56まで下落しました。
その後は02:40から小幅上げて03:40に113.82まで戻しましたが、引けにかけて再び売られて113.70でNYクローズとなりました。