豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2018年10月2日)

2018年10月2日

 本日9:55に中国国防省が領有権を主張する南シナ海の南沙諸島付近を米海軍の駆逐艦が航行したことを強く非難し、中国の主権を脅かす「航行の自由作戦」に断固として反対すると表明し、また米軍に退去を警告するため、海軍の艦艇を派遣したことも明らかにしたことが伝わり、その後しばらく豪ドルは反応しませんでした。
 13:30の政策金利は予想通りの1.50%で据え置きで、豪ドルは発表直後に小幅買われましたが、その後は中国懸念を思い出したかのように嫌気売りで急速な下げが続いたまま15時となりました。

 

結果
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.50% 結果:1.50% (前回:1.50%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2018年10月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・欧州・NYタイムは動きが乏しく0.7205-30での方向感のない小動きがひたすら続いて0.7223でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:10に0.7217まで下げた後は0.7225-35での小動きが続き、13:30の政策金利発表の時は0.7226でした。
発表直後に0.7226から0.7237まで小幅上昇しましたが、すぐに反転すると早いペースでの下げがひたすら続いて14:50には0.7194まで下落し、0.7198で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・欧州・NYタイムは豪ドル、円共に動きが乏しく82.15-40での方向感のない小動きがひたすら続いて82.33でNYクローズとなりました。
でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:10に82.25まで下げた後は82.30-45での小動きが続いて、13:30は82.35でした。 発表直後に82.35から82.46まで上げましたが、すぐに反転すると豪ドル売りと円買いの流れとなり早いペースでの下げがひたすら続いたまま81.92で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間はジリ上げとなって16:00の1.0908から21:10に1.0929まで上昇した後は押し戻されて1.0905-25での小動きが続き、1.0916でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6時に発表された4-6月期NZ企業信頼感指数が9年ぶりの水準まで悪化してNZドルが売られたため豪ドル・NZドルは07:30には1.0946まで急伸しまし、そこからはジリジリと押し戻されて13:30は1.0929でした。
発表直後に1.0929から1.0940まで上昇しましたが、その後は豪ドル売りの流れとなったため下げが続いて14:50には1.0908まで下落し、1.0916で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州・NYタイムでは114円近辺での小動きが続くなかで23:30には2017年11月9日以来の高値114.06を付け、113.97でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると114.00近辺で小動きが続いていましたが、9:55に中国国防省が領有権を主張する南シナ海の南沙諸島付近を米海軍の駆逐艦が航行したことを強く非難し、中国の主権を脅かす「航行の自由作戦」に断固として反対すると表明し、また米軍に退去を警告するため、海軍の艦艇を派遣したことも明らかにしたことが伝わると急速に下げ出して10:10には113.82まで下落しました。
その後はジリジリと戻して14:10に113.97まで戻しましたが、そこからは再び下げ出して113.79で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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