オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2018年3月22日)

2018年3月22日

 本日9:30にオーストラリアの2月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想2.00万人増に対して1.75万人増で予想を下回り、失業率も予想5.5%に対して5.6%で悪化する結果となりました。
本日早朝にFOMCがあり、予想通り政策金利を0.25%引き上げて1.25-1.50%から1.50-1.75%へ引き上げ、今年の利上げ回数を3回として昨年12月時点の想定を据え置きとなり、金利見通しを2018年末は2.125%で維持、2019年末を2.875%(前回は2.687%)、2020年末を3.375%(前回は2.875%)へと引き上げました。
そのため直近豪ドルは米国と中国との貿易問題で売りこまれていて豪・雇用統計発表前までは急速に上昇しましたが、豪・雇用統計発表後は売られる展開となりました。

 

結果
09:30 2月新規雇用者数 予想:+2.00万人 結果:+1.75万人 (前回:+1.60万人 修正値:+1.25万人)
09:30 2月失業率 予想:5.5% 結果:5.6% (前回:5.5%)

 

★FOMC後の動きは、FOMC直後のドルの動き(2018年3月22日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は下落基調となって16:00の0.7700から20:50には0.7671まで下落し、そこからは反転してジリ上げが続いて03:00のFOMCの時は0.7714でした。
発表直後に0.7699-0.7740で上下した後はドル売りの流れとなったため04:40の0.7779まで上昇が続き、0.7767でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続いて9:25には0.7783まで上昇し、9:30の豪・雇用統計の時は0.7779でした。
発表直後に0.7779から0.7768まで小幅下げ、そこから更にジリ下げの展開となって12:15には0.7736まで下落しました。
その後は0.7740を挟んだ小動きが続いて、0.7741で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は豪ドル・ドルの下げに引っ張られて16:00の81.95から20:10には81.47まで下落し、その後は反転して03:00は81.88でした。
発表直後から急伸して03:10には82.57まで上昇し、その後は82.30近辺での小動きとなって82.37でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると82.25-45で小動きが続いて9:30は82.25でした。
発表直後から下げ出して10:00には81.94まで下落し、そこから一旦リバって82.09まで戻りましたが、再び下げ出して12:15には81.79まで下落しました。
その後はジリジリと戻して14:40には82.10まで上昇し、81.99で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリ上げが続き16:00の1.0712から23:50には1.0739まで上昇し、03:00は1.0698でした。
発表直後に1.0698-1.0743で上に振り、その後は荒い展開となって04:00には1.0749まで上昇、04:50には1.0683まで急落し、1.0734でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって9:20には1.0756まで上昇し、直前に下げて9:30は1.0735でした。
発表直後に1.0724-53で振った後、早いペースでの下げが続いて11:10には1.0690まで下落し、その後は1.0700近辺で小動きが続きました。
その後14:10から上げ出して14:40には1.0713まで上昇し、1.0707で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円はFOMCまでは上下に神経質な動きとなって106.05-40で上下していました。
03:00に予想通り政策金利を0.25%引き上げて1.25-1.50%から1.50-1.75%へ引き上げ、金利見通しを2018年末は2.125%で維持、2019年末を2.875%(前回は2.687%)、2020年末を3.375%(前回は2.875%)へと引き上げました。
発表直後に106.01-51で上下に振り、パウエルFRB議長の記者会見が始まる03:30には106.63まで急伸しましたが、そこからは急速に押し戻されて04:50には105.88まで下落し、106.02でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって8:50に105.87まで下落し、9:20に105.93から105.74まで急落してからは下落基調となって9:50には105.57まで下落しました。
その後は小幅戻して105.60-75での小動きが続いた後、14:00から再び上げ出して14:40には105.95まで上昇し、105.89で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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