2018年1月6日
12月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想の19.0万人増を下回る14.8万人増、失業率と平均時給は予想通りの結果でした。
・ドル円は雇用統計までは上昇基調となり、発表直後に113.28から113.01まで27pips急落しましたが、すぐに切り返して23:50には113.26まで上昇しました。
しかしその後はジリジリとした下げがひたすら続いて113.05でNYクローズとなりました。
・ユーロドルは発表直後に1.2030-50での上下となり、1.2029でNYクローズとなりました。
・米国10年債券利回りは発表後に2.454%から2.433%まで低下しましたが、すぐに切り返して逆に2.480%まで上昇し、2.476%でNYクローズとなりました。
・NY株は非農業部門の就業者数が予想19.0万人増を下回る14.8万人増となったものの、ボーイングやビザなどが大幅上昇したことやハイテクセクターが買われたためダウ・ナス共にプラス圏での堅調な展開となり、引けにかけて一段高となってダウは$220高、ナスは0.83%の大幅高で引けて両指数とも史上最高値を更新しました。
結果
22:30 12月非農業部門雇用者数 予想:+19.0万人 結果:+14.8万人 (前回:+22.8万人 修正値:+25.2万人)
22:30 12月失業率 予想:4.1% 結果:4.1% (前回:4.1%)
22:30 12月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.3% (前回:+0.2% 修正値:+0.1%)
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年1月6日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はジリ上げとなって16:00の113.08から22:20には113.29まで上昇し、22:30の雇用統計の時は113.28でした。
発表直後に113.28から113.01まで27pips急落しましたが、すぐに切り返して23:50には113.26まで上昇して雇用統計後の下落分が行って来いとなりました。
その後00:50からはジリジリとした下げがひたすら続いて113.05でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はジリ下げとなって16:00の1.2056から18:40には1.2041まで下げた後は1.2050近辺での小動きが続いて22:30は1.2048でした。
発表直後に1.2048から1.2082まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて00:40には1.2020まで下落しました。
その後はジリジリと上げ出して04:30には1.2050まで上昇しましたが、05:10から再び押し戻されて06:50には1.2027まで下落し、1.2029でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
米雇用統計発表前は2.450-2.465%での小動きが続き、22:30は2.454%でした。
発表後に2.454%から2.433%まで低下しましたが、すぐに切り返して00:30からは逆に上げ出して2.480%まで上昇し、その後は2.470-2.480%での小動きとなって2.476%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
先週金曜日のNY株式市場
NY DOW 25,295.87(+220.74)
NASDAQ 7,136.56(+58.64)
先週金曜日のNY株は12月雇用統計で非農業部門の就業者数が予想19.0万人増を下回る14.8万人増となり、発表後に開場前のダウ先物は下落しましたがすぐに切り返して、NY株式市場が始まるとボーイングやビザなどが大幅上昇したことやハイテクセクターが買われたためダウ・ナス共にプラス圏での堅調な展開が続き、引けにかけて上げ幅を広げてダウは$220高、ナスは0.83%の大幅高で引けました。