オーストラリア中央銀行声明全文(2017年10月3日)

2017年10月3日

本日10/3(火)に行われたオーストラリア政策金利発表後のオーストラリア中央銀行声明全文です。(ロイターより転載)

 

 政策理事会はきょうの会合で、政策金利のキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。
 世界経済の状況は上向いた。労働市場はタイト化し、多くの先進国経済ではトレンドを上回るペースでの成長が見込まれるが、先行き不透明感も残る。
 中国経済は、インフラや不動産建設における支出拡大が成長を下支えしており、高水準の債務は引き続き中期的なリスクを示している。豪州の交易条件は今後悪化する見込みだが、比較的高水準を維持している。
 賃金の伸びとコアインフレ率は、大半の国で依然抑制されている。消費者物価指数(CPI)は概して年初よりも低く、これは主に原油価格の先の下落を映したものだ。米国では連邦準備理事会(FRB)が10月にバランスシートの正常化プロセスを開始すると示唆しており、金利は一段と上昇する見通しだ。
 他の主要国経済において追加緩和が実施される見込みはもはやない。金融市場は効果的に機能しており、ボラティリティーは低水準となっている。
 4-6月期に豪経済は(前期比)0.8%拡大した。この結果や最近のデータは、豪経済が来年にかけて徐々に上向くとのRBAの予想と一致している。

 

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