中国人民元中心レート引き下げ後の豪ドルの動き(2015年8月11日)

2015年8月11日

本日10:15に中国人民銀行(中央銀行)が人民元の中心レートを1.9%引き下げたことで、ドル買いが強まり、豪ドル・ドルは急落、豪ドル・円も下落、豪ドル・NZドルは小幅下落、ドル円は上昇後戻ってきて行って来いとなりました。

発表内容
・中国人民銀行(中央銀行)は人民元の中心レートを1.9%引き下げました。
・引き下げ幅は過去最大でした。
・「人民元の実効レートは他の通貨より高い」「本日の人民元の大幅引き下げは1回限りの調整」などの見解を示しました。

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤はジリ下げとなって19:30には0.7352まで下落しましたが、その後は逆にジリ上げとなって01:50には0.7421まで上昇し、そこからは0.7410近辺でこう着となって0.7412でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7410-25で小動きとなり9:40に小幅上げて0.7438まで上昇しました。
しかし10:15に中国人民元が中心レートを過去最大の1.9%引き下げが伝わると0.7428から0.7385まで43pips急落し、更に下げが続いて11:45には0.7306まで下落しました。
その後は0.7310-35で小動きとなって、0.7316で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は91.80近辺でこう着していましたが、23:00から上げ出して01:50の92.42まで上昇し、そこからは92.25-45で小動きとなって92.34でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとドル円の上昇に引っ張られてジリジリと上げて9:45には92.69まで上昇しました。
しかし10:15の中国人民元中心レート引き下げ報道で92.56から92.14まで42pips急落し、更に下げが続いて12:00には91.18まで下落しました。
その後は91.20-45で上下して91.29で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.1175-1.2220を方向感なく上下する動きが続いて1.1188でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1195-1.1215で上下していましたが、10:15の中国人民元中心レート引き下げ報道で1.1175-1.1210の35pips幅で上下を繰り返しました。
その後は1.1160-90で上下して、1.1164で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日は大きな動きはなく、17:20の124.49から19:30には124.78まで上昇した後は押し戻されて02:10には124.48まで下落し、124.59でNYクローズとなりました。
・東京時間はジリジリと下げて8:35には124.52まで下げた後は戻して124.60近辺で小動きとなりました。
しかし10:15に中国人民元が中心レートを過去最大の1.9%引き下げが伝わると124.63から10:25の124.88まで25pips急伸しました。
しかし11:15から下げ出して13:10には124.60まで下落し、小幅リバって124.78で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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