連日の中国人民元引き下げ後の豪ドルの動き(2015年8月12日)

2015年8月12日

本日10:15に昨日に続いて中国人民銀行が人民元の中心レートを1.6%引き下げました。
発表直後から豪ドルは売られ、昨日に続いて本日も大幅下落となりました。

発表内容
・中国人民銀行(中央銀行)は人民元の中心レートを1.6%引き下げました。
・「元を継続的に切り下げる経済的な根拠はない」との見解を示しました。
また「中国人民銀行は元下落ペースをコントロールするため市場介入」との報道でドル売りになる場面がありました。

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の人民元1.9%引き下げの影響から欧州時間はジリジリと下げ、NYタイムでは0.7280-0.7300の安値圏で小動きとなって0.7301でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると逆にジリ上げとなり10:10には0.7324まで上昇しましたが、10:15に連日となる人民元1.6%引き下げの発表で0.7324から10:30には0.7214まで110pipsの急落しました。
一旦リバって10:50には0.7272まで上げましたが、そこからはジリ下げとなって0.7230-60で上下しました。
その後、小幅上げて0.7265で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の人民元引き下げの影響で欧州時間はジリジリと下げ23:30には90.98まで下落し、その後はゆっくりとジリジリ上げて05:10には91.39まで上昇し、91.31でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなり10:10には91.60まで上昇しましたが、10:15の人民元引き下げの発表で91.60から10:30には90.34まで126pips急落しました。
一旦リバって10:50には91.01まで上げましたが、そこからはジリ下げとなって90.60-80で上下して90.74で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリジリと下げ23:00には1.1128まで下落し、その後は小幅戻して1.1140-70で上下して、1.1150でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1145-75で上下していましたが、10:15の人民元引き下げの発表で1.1167から1.1119まで48pips急落しましたがすぐに戻して、再び1.1140-85での上下となりました。
しかし12:20から下げ出して12:45には1.1123まで下落し、そこからは1.1125-65で上下して、1.1143で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日は欧州時間は124.75-125.00で動きていましたが、01:10から一段上げて01:30には125.20まで上昇し、その後は125.00-20で小動きとなって125.12でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると125.05-20で上下し、10:15の人民元切り下げでは昨日のように大きな反応はありませんでした。
125.20近辺でのこう着が続き、13:15には125.27まで上昇しましたが、14:00から下げ足速く下落して124.89で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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