日銀黒田総裁会見骨子(2015年7月15日)

2015年7月15日

本日7/15(金)に行われた日銀金融政策決定会合後の、黒田日銀総裁会見骨子です。
(時事通信より転載)

・前向きな循環メカニズムはしっかりと作用し続けている
・景気は緩やかな回復を続けている
・輸出、生産に鈍さが見られるが、一時的=先行きは振れ伴いつつも増加
・物価2%到達は16年度前半ごろ=一部委員はより慎重な見方示した
・中国経済、総じて安定した成長を維持している
・上海株下落、市場の高値警戒感や信用取引の巻き戻しが影響
・日銀としてはギリシャ債務問題が解決に向け着実に進展することを期待
・まずはギリシャ政府が所要の措置を講じることが必要
・日本政府による取り組みが着実に進むことに期待=財政再建で
・日本とギリシャを単純比較できない
・4~6月成長率は1~3月の高い成長率に比べてかなり低下する可能性
・成長率、4~6月の若干弱い状況が7~9月も続くとは見ていない
・中国経済、成長ペース幾分切り下げながらもおおむね安定した成長経路をたどる
・物価見通し0.1%下げ、大きな意味を持たせる必要ない
・物価見通し下げ、需給ギャップ改善の遅れが非常に大きいとは思わない
・先行きの原油価格見通し、前より少し角度がフラットになっていることは事実
・物価目標の2%と16年度見通しの1.9%はそもそもそんなに変わらない
・このところの弱めの輸出・生産、海外要因が大きく効いているのは事実
・中国経済、日本経済への影響あり得るため、大きな関心の対象
・ギリシャ問題まだまだ不確実性残るが、日本経済への影響は小さい
・中国経済の安定性は高いのではないか
・期待インフレ率は昨秋の緩和拡大もあり、比較的維持されている
・消費者物価、秋口以降にかなりのテンポで上昇していく可能性
・BEI、完全に市場参加者の真のインフレ期待を反映しているかは議論ある
・私自身、リフレ派の一員であると宣言したことはない
・日本で俗に言うリフレ派という人がどういう人か定義があるとは思えない
・金融政策で物価目標の2%に持っていく責務がある
・原油価格の前提、市場見通しより上や下に操作は全くしていない
・物価の基調は変わっていない=原油安で
・現時点で政策を変えるつもりない=原油安で
・物価の基調に変化をきたせば必要に応じ調整する
・いまの時点で出口について具体的に議論するのは時期尚早
・中国経済の成長が2、3年のうちに大幅に下落する可能性はありそうにない
・中国だけが特に異質な事やっているとまで見るのはいかがか=株価下支え策で
・見通しの正確化には努力していく=予測の下振れで

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA