オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2014年12月11日)

2014年12月11日

本日9:30にオーストラリア雇用統計が発表され、予想よりも良かったことで豪ドルは上昇しましたが、伸びはなく豪ドル・ドルは押し戻されて行って来いとなりました。

また、5:00にNZ政策金利が発表され、予想通り据え置きでしたが、ウィーラーRBNZ総裁の「いくらか更なる利上げが後の段階で必要となることが予想される」などと伝わったことでNZドルは大幅に上昇しました。

 

結果
05:00 NZ・RBNZオフィシャル・キャッシュレート 予想:3.50% 結果:3.50% (前回:3.50%)
09:30 豪・11月新規雇用者数 予想:+1.50万人 結果:+4.27万人 (前回:+2.41万人)
09:30 豪・11月失業率 予想:6.3% 結果:6.3% (前回:6.2%)

 

ウィーラーRBNZ総裁発言抜粋
・いくらか更なる利上げが後の段階で必要となることが予想される
・NZドルの水準は不当かつ持続不可能である
・NZドルの一段の大幅下落を予想
・原油の下落は有益
・経済は今後2年間でさらに成長すると予想
・金融政策は過度に引き締め的ではない
・金融政策は依然として拡大的」「正常な金利は4.5%を下回る可能性

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日22:10に0.8347を付けた後はジリ下げとなって0.8290-30での揉み合いとなり、4:50には0.8284まで下落した後はリバって、0.8318でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、0.8310-30で揉み合いとなり、9:30の雇用統計の時は0.8324でした。
発表で0.8324から0.8370まで46pips急伸し、0.8360-70で揉んだ後は押し戻されてジリ下げが続いて、0.8326で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

 左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日22:10に0.8347を付けた後はジリ下げとなって0.8290-30での揉み合いとなり、4:50には0.8284まで下落した後はリバって、0.8318でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、0.8310-30で揉み合いとなり、9:30の雇用統計の時は0.8324でした。
発表で0.8324から0.8370まで46pips急伸し、更に上げて10:45には98.69まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて98.30-50で小動きとなり、98.45で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0780-1.8000で上下し、23:00から下げ出して00:50には1.0747まで下落した後は1.0750-80で上下していました。
しかし、5:00のNZ政策金利発表で、NZドルが急騰したことで、豪ドル・NZドルは5:00の1.0775から1.0628まで147pips急落し、1.0630-60での揉み合いとなって1.0640でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、1.0620-70で上下し、9:30の雇用統計の時は1.0633でした。
発表で1.0633から1.0665まで22pips急伸し、更に上げて9:40には1.0691まで上昇しました。
そこからは押し戻されて10:15には1.0617まで下落しましたが、再びジリ上げとなって、1.0665で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・ドル円は欧州時間前半は118.80-119.40で上下していましたが、NY株の下落が広がってきたことでリスク回避の動きが強まり、00:00から下げ出して5:40には117.69まで下落し、117.81でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:30から下げ出して9:10には117.43まで下落しました。
そこからは117.60近辺で揉んでいましたが、10:20から急伸して10:45には118.32まで上昇し、117.90-118.30で上下して、118.23で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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