日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2014年10月7日)

2014年10月7日

昨夜は雇用統計後のドル買いの反動で一転ドル売りの流れとなりましたが、東京時間では、昨夜のドル売りの反動や黒田日銀総裁が参院予算委員会で「見通しが下振れれば追加緩和」などと発言したこと、日銀金融政策決定会合発表、黒田総裁会見への期待でジリジリと上昇していました。
しかし決定会合発表前に安部首相の「円安で中小規模事業者にデメリットが出てきている。」、「円安による輸入価格高騰でマイナス影響受ける企業ある」との報道でドル円は急落し、その後も更に下落して午前の上昇分は行って来いとなって15時となりました。

結果
13:54 日銀金融政策決定会合 現状維持

★本日は黒田総裁が参院予算委員会に召集されていたために発表が普段よりずれ込みました。

 

ドル円(チャートは15:00時点)
・欧州時間からドル売りの流れとなってジリ下げが続き、NYタイムでも引き続きドル売りが継続して、15:00の109.53から4:30の108.64まで89pipsを下げ続け、108.75でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続き、11:30には109.23まで上昇し、109.05-15で日銀金融政策決定会合発表を待つ形となりました。
しかし、発表前の13:35に安部首相の円相場についての発言で、13:35の109.11から13:40の108.75まで36pips急落しました。
その後、一旦108.95までリバりましたが再び下げ出して14:40には108.54まで下落し、108.56で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・昨夜は雇用統計のドル高の反動でドル売りの流れが強まったことで、欧州時間からNYタイム後半までジリ上げが続き、15:00の1.2519から4:30の1.2674まで155pipsを上げ続けました。
その後1.2650近辺で小動きとなり、1.2652でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると、ジリ下げとなり11:30には1.2613まで下落し、そこからは小幅下落して1.2618で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点) 日経が軟調だったことで債券は買われてジリ上げとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

日経先物
15,820で寄り付き、ジリジリと上昇して15,880近辺で揉み合いになり、10:20に15,850まで下げた後は再びジリ上げとなり11:10には15,930まで上昇しました。
その後は逆にジリジリと押し戻されていましたが、13:35に安部首相の円相場についての発言でドル円が急落したことで13:40には15,820まで下落し、一旦15,880までリバりましたが再びジリ下げとなり、14:50には15,760まで下落しました。
引け前には小幅リバって15,820(-120)▼0.75%で引けとなりました。
現物は15,783.83(-107.12)▼0.67%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  16,991.91(-17.78)
NASDAQ   4,454.80(-20.82)
日のNY株は朝方は上昇したが徐々に売られてマイテンとなり、ダウ、ナス共にそのままマイナス圏で推移して引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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