深夜に謎のドル円急落と豪ドル・NZドルの急騰(2014年8月7日)

2014年8月7日

深夜1:15にドル円がなんの理由もなしに50pips超の突然下落をし、同時に豪ドルとNZドルが急騰をしました。
ドル円はすぐに戻りはしたものの、下落開始の価格に戻ることはなく、円高方向の102円台前半で小動きとなってNYクローズを迎えました。
豪ドル、NZドルは急騰後は戻りはしたものの、対ドルではドル安が進行した形となりました。
誤発注ではないかとの報道が直後に流れていましたが、ドル円は全戻しはしていませんし、ドル円急落と同時に豪ドルとNZドルも急騰していましたので、意図的に行われたものと思われます。
数年前のフラッシュクラッシュやイタリア選挙絡みで数円も円高になった時の動きを彷彿させるようでした。
このような動きがある時は、大きな動きの前兆の場合が多いので、警戒を十分すぎるほどした方が良いです。

ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間からジリ下げとなっていましたが、1:15に102.30から101.78まで52pipsの突然の急落となり、すぐに戻しましたが1:45の102.19まで戻ると押し戻されて102.00-102.10での小動きとなり102.08でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
欧州時間の17:30から下げ始めて19:30には1.3332まで下落した後は、ジリ上げとなりました。
ドル円が急落した1:15は1.3360から1.3378まで18pips急伸し、その後も上げて1:35には1.3386まで上昇しました。
そこからは1.3380近辺で上下し、1.3380でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
欧州時間から上下しながら上げていきました。
1:15のドル円急落の時は0.9333から0.9371まで38pips急伸し、すぐに0.9345まで押し戻されました。
その後は0.9350近辺でこう着となり、0.9352でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
  

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
昨日の16:30に95.57まで上昇しましたが、そこから下げ出して19:40には95.13まで下落しました。
そこからは逆に上げて94.40-50で上下していました。
ドル円急落の1:15には95.47から95.18まで29pips急落しましたがすぐに95.50まで戻り、再び95.40-50での上下運動になり、95.49でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
  

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
ドル円急落時は大きな動きはありませんでした。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,443.34(+13.87)
NASDAQ   4,355.05(+2.22)
NY株はウクライナ懸念で欧州株が下落していたこともあり朝方は安く始まりましたが、ジリジリと上げて小幅な上昇となりました。
ドル円急落時には大きな動きはありませんでした。

左:DOW-5分足 右:NASDAQ-5分足
  

 

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