昨夜のNYタイムのドル円の動き(2014年7月11日)

2014年7月11日

昨日の欧州時間に、ポルトガル大手銀行であるバンコ・エスピリント・サント(BES)で経営懸念によって、欧州株やダウ先物が大きく下落したことやポルトガル10年債利回りが一時急上昇したことによる米国債の上昇で利回り低下などの要因でドル円が大幅に下落しました。
しかしNY株が堅調に戻っていったことで、落ち着きを取り戻して下げ幅を縮小してNYクローズとなりました。

本日は東京株式市場でSQがあり波乱の可能性がありますし、週末金曜日であることやイラクなどの海外情勢不安や明日が満月ということも一層の注意をしていきたいところです。

ドル円(チャートは6:00時点)
昨日の東京時間は101.50でこう着となり、欧州時間に入ってもこう着はしばらく続いていましたが、17:45からジリ下げとなり、19:40の101.29まで下げ続けました。
その後、101.30近辺で上下していましたが、21:55に急落して22:00には101.11まで下落しました。
しかし、米株が堅調に上昇して下げ幅を縮めていったことで、売りは止まってジリジリと上昇し、2:10には101.36まで戻りました。
そこからは101.25-35で上下して101.33ででNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨日の東京時間は1.3645近辺でこう着していましたが、15:30から下げ始めて1.3635近辺まで下落した後は同水準で揉んでいました。
しかし、18:50から再び下げ出して23:05には1.3588まで下落し、その後は1.3590-1.3605で上下し、1.3607ででNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
昨日の欧州時間から欧州株やダウ先物が大きく下落していたことやポルトガル大手銀行への経営不安から債権が買われて利回りが低下していましたが、ダウ、ナスが寄りの安値から堅調に上昇したことで、債権売りとなり、利回りは上昇しました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,915.07(-70.54)
NASDAQ   4,396.20(-22.83)
ポルトガルの大手銀行への経営懸念から欧州株が大幅安となり、つれてダウ先物も大幅安となり、朝方には16,800近辺まで下落しましたが、そこからは切り返してジリ上げとなり、下げ幅を縮小して引けとなりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

日経先物(夜間取引)
ナイトは15,220で寄り付き、ジリジリと下げていましたが、ポルトガル大手銀行への経営不安から欧州株やダウ先物が下落していたことによって、17:40から下げ足を速めて19:35の15,020まで下げ続けました。
その後、一旦15,080までリバりましたが、再び売られて22:00には15,000まで下落しました。
しかし、その後は米株が堅調に推移していたことでジリジリと上げていき、2:20には15,160まで戻り、15,130(-120)▼0.79%で3時の引けとなりました。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
  

 

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