2014年7月4日
昨夜(7/3)21:30に発表された雇用統計が予想よりも好結果で、更に4,5月の雇用者数も上方修正となり、米国債が売られて金利が上昇したことで、金利差からのドル買いの動きとなりました。
NY株式市場も上昇し、ダウは史上最高値を連日更新して17,000ドルの大台に乗せての引けとなりました。
なお、独立記念日前日のため株式、債券市場は短縮取引で終了でした。
結果
20:45 欧州中銀金融政策発表 予想:0.15% 結果:0.15% (前回:0.15%)
21:30 6月非農業部門雇用者数 予想:+21.5万人 結果:+28.8万人
(前回:+21.7万人 修正値:4月:+30.4万人、5月:+22.4万人)
21:30 6月失業率 予想:6.3% 結果:6.1% (前回:6.3%)
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年7月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
★ECBドラギ総裁会見の要旨を、ドラギECB総裁会見要旨(2014年7月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
ドル円(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は101.85-95で上下し、21:30の雇用統計発表の時は101.84でした。
非農業部門就業者数、失業率共に予想よりも好結果だったことで、101.84から102.20まで36pips急伸し、その後も上げて23:00には102.26まで上昇しました。
00:00過ぎからは102.20近辺でこう着となり、102.17でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は1.3650-65で上下し、雇用統計発表直前に下げて21:30は1.3635でした。
非農業部門就業者数、失業率共に予想よりも好結果だったことで、1.3635から1.3606まで29pips急落し、22:05には1.3595まで下落しました。
その後は、1.3610近辺でこう着となり、1.3608でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
雇用統計発表前の21:15から上げ始めて、発表で更に上昇し、利回りは2.692%まで上昇しましたが、押し戻されてほぼ行って来いの形で引けとなりました。
なお、債券市場も短縮取引でした。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨夜のNY株式市場
NY DOW 17,068.26(+92.02)
NASDAQ 4,485.93(+28.19)
NY市場は雇用統計の好結果を受けてダウ、ナス共に上昇しました。
ダウは史上最高値を連日更新して、17,000台に乗せての引けとなりました。
NY株式市場は独立記念日前日のため、短縮取引でした。