昨夜のNY市場のドル円の動き(2014年4月1日)

2014年4月1日

昨夜にイエレンFRB議長の講演があり、その発言でドル円が上下しました。
NY株式市場は発言を受けて、金融緩和継続への期待から上昇しました。

発言(ロイター、時事通信から転載)
労働市場には多くの余剰がある。
FRBの金融政策は労働市場の改善を引き続き後押しする。
経済は異例の支援をしばらくの間必要とする。
量的緩和の縮小は刺激策のコミットメント後退を意味しない。
経済や労働市場はかなり緩みが存在している。
FRBは失業率やインフレの目標に達していない。
経済や雇用市場は健全な状態に戻っていない。
FRBは非常に真剣に2%のインフレ目標に取り組む。

ドル円(チャートは8:00時点)
東京時間では102.80-95の狭い動きでしたが、欧州時間に入って16:00から動意付き、102.85から22:20の103.43まで58pipsの上昇となりました。
しかし、イエレン議長の発言が伝わると22:30から急速に下落して103.41から00:00の102.90まで51pips下落し、行って来いとなりました。
その後、NY株が堅調に推移していたことで、ジリ上げとなり、103.21でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

左:ドル円-日足
 

 

ユーロドル(チャートは8:00時点)
18:00に発表されたユーロ圏の 3月消費者物価指数で一旦1.3714まで下落しましたが、すぐに戻り、そこから上昇して20:10には1.3805まで上昇しました。
そこからはジリ下げとなりましたが、イエレン議長発言でドルが売られたことで上昇して22:50には1.3808まで上げていきました。
その後は再びジリ下げとなり、1.3773でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

 

米国債(チャートは9:15時点)
いったん売られましたが、すぐに戻っていて、下げた分以上に上昇となりました。

左:米国10年国債先物-15分足 右:米国10年国債先物-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,457.66(+134.60)
NASDAQ   4,198.99(+43.23)
ダウ、ナスダック共に上昇。イエレン議長発言で緩和継続への期待から買われました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

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