先週の豪ドルの動き(2014年3月29日)

2014年3月29日

先週の豪ドルは一方通行の上げとなりました。
中国PMI悪化には一時的に反応したでけとなり、またスティーブンス総裁の豪ドル高懸念発言がなかったことなども、豪ドルが買われた支援材料となりました。

先週に発表された豪ドルに関連する主な指標(他の指標は過去の指標結果に載せています。)
・オーストラリアの指標はありませんでした。
3/24(月) 中国3月HSBC PMI速報値 予想:48.7 結果:48.1 (前回:48.5)
3/27(木) NZ2月貿易収支 予想:+6.00億NZドル 結果:+8.18億NZドル (前回:+3.06億NZドル 修正値:2.86億NZドル)

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
3/24(月)は0.9098で始まり、10:45のHSBC中国PMIの悪化で先週安値となる0.9046まで下落しましたが、切り返して上昇となりました。
その後、3/25(火)、3/26(水)はジリ上げが続きました。
3/26(木)の12時には、RBAのスティーブンス総裁から豪ドル高についてのコメントが出なかったことで、豪ドル高容認と受け止められて上昇が加速し、12時の0.9157から21時の0.9244まで83pipsの大幅上昇となりました。
3/27(木)は0.9230近辺で上下していましたが、23時から動意付き、0.9270まで上昇し、0.9260近辺でこう着となりました。
3/28(金)は8時から上昇して10時には先週高値となる0.9294まで上げましたが、反転下落となり0.9240近辺まで押し戻されて0.9247でNYクローズとなりました。
今週は月曜日の東京時間オープン0.9098から土曜日のNYクローズ0.9247まで149pipsの大幅上昇となりました。

左:豪ドル・ドル-1時間足 右:豪ドル・ドル-1時間足
  

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
3/24(月)は93.00で始まり、中国PMIで92.53まで押しましたが切り返し上昇となりました。
その後、3/25(火)、3/26(水)はジリ上げが続きました。
3/26(木)の12時からのスティーブンス総裁会見で上昇が加速し、12時の93.70から21時の94.68まで98pipsの大幅上昇となりましたが、ドル円の下げに引っ張られて3/27(木)の9:00には93.78まで下落して、行って来いとなりました。
その後はジリ上げとなり、3/28(金)の10時に付けた先週高値の94.99まで上昇し、94.60まで押し戻されましたが、ドル円の大幅上昇に引っ張られて0時には95.22まで上昇して95.09でNYクローズとなりました。
レンジだったドル円が金曜日に急上昇したのと、一週間堅調だった豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて、月曜日の東京時間オープン92.53から土曜日のNYクローズ95.09まで256pipsの大幅上昇となりました。

左:豪ドル・円-1時間足 右:豪ドル・円-1時間足
  

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
3/24(月)は1.0644で始まり、10:45のHSBC中国PMIの悪化で先週安値となる1.0605まで下落しましたが、切り返して上昇となりました。
その後、3/25(火)、3/26(水)は1.0680の上下20pipsで上下していました。
3/26(木)の12時のスティーブンス総裁会見で12時の1.0660から20時の1.0725まで65pipsの上昇となり、その後もジリ上げで3/27(木)の5時には先週高値となる1.0731まで上昇しました。
そこからはジリ下げとなり、15時に1.0695から16時の1.0637まで58pips下落しました。
3/28(金)は1.0640-690で上下し、1.0673でNYクローズとなりました。
今週は月曜日の東京時間オープン1.0644から土曜日のNYクローズ1.0673まで29pipsの小幅上昇となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
  

 

ドル円(チャートは6:00時点)
3/24(月)は102.22で始まり、17時に先週高値となる102.64まで上昇しましたが、反転下落となり、23時には102.19まで下落しました。
その後、3/25(火)、3/26(水)は102.10-102.50の狭いレンジで上下していました。
3/27(木)の2時にオバマ大統領とEU首脳会談後にエネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことで、ウクライナ問題への懸念からドル売り・円買いとなり、102.35から101.91まで下落し、ジリ下げとなり、9時には先週安値となる101.71まで下落しました。
そこからは、日経の大幅上昇と同調して上昇となり、21時には102.42まで戻りました。
しかし再び売りに押されて10210-20での狭いレンジの動きが続きました。
3/27(金)も同様に小動きでしたが、18時に動意付いて102.15から1時の102.99まで83pipsを速いピッチで上昇し、102.82でNYクローズとなりました。

ドル円は3月期末を控えて、週末金曜日にはレンジブレイクを予感させる動きとなりました。

左:ドル円-1時間足 右:ドル円-1時間足
  

 

米国債

左:米国10年国債先物-5時間足 右:米国10年国債先物-日足
  

 

日本国債

左:日本国債先物-5時間足 右:日本国債先物-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,323.06(+58.83)
NASDAQ   4,155.76(+4.53)

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

上海総合指数

左:上海総合指数-15分足(5日分) 右:上海総合指数-日足
  

 

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