2014年3月27日
昨夜、オバマ大統領とEU首脳会談で、エネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことや、米5年債入札が好調だったことで、ドル円は101円台まで下落しました。
日足チャートではレンジ内の動きとなっていますが、日本企業の3月決算が近づいてるため、ここからのドル円の価格は非常に気になるところです。
ドル円(チャートは10:00時点)
欧州時間に入ると102.30-40の狭いレンジで上下していましたが、19:40あたりから徐々に上昇して21:30には102.45まで上がりました。
その後は、102.30近辺まで押し戻されました。
深夜の2:00に、オバマ大統領とEU首脳会談後にエネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことや、米5年債入札が好調だったことで米長期金利が低下幅を拡大して、102.35から2:50の101.91まで41pips下落し、一旦102.08まで戻りましたが再び売られ5:00には101.87まで下落し、102.02でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは10:00時点)
1.3780-1.3800で上下していました。1:00から3:00の時間は大きく振れていましたが、再び狭いレンジの動きとなり、1.3778でNYクローズとなりました。
ウクライナ問題には、地政学的に影響を受けるはずのユーロは相変わらず反応しませんでした。
米国債(チャートは9:50時点)
米5年債入札が好調だったことで、米国債は買われ、利回りは低下しました。
左:米国10年国債先物-15分足 右:米国10年国債先物-日足
昨日のNY株式市場
NY DOW 16,268.99(-98.89)
NASDAQ 4,173.58(-60.69)
ダウ・ナスダック共に下落。オバマ大統領とEU首脳会談後にエネルギー分野も含めた制裁発動を検討していると報道されたことで、ウクライナ問題への懸念から売られました。
ナスダックは▼1.43%と大きめの下落になりました。