豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2024年3月19日)

2024年3月19日

 12:30に発表された政策金利は予想通り4.35%で据え置きでしたが、前回声明で含みを持たせていた利上げの可能性に関する文言を削除したことで引き締めバイアスの後退から豪ドルは売られ、また日銀金融政策決定会合後から円売り・ドル買いの流れも加わりました。

 

結果
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:4.35% 結果:4.35% (前回:4.35%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は0.6560-75で小動きでしたが、米長期金利の上昇でドル買いとなり02:40には0.6550まで下落し、0.6559でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなり10:30に0.6541まで下落した後は戻して12:30の政策金利の時は0.6555でした。
発表直後に0.6555から0.6538まで下落し、そこから更に豪ドル売りと円売り・ドル買いの流れとなったためジリ下げが続いて、0.6517で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は97.90-98.05で小動きが続き、00:00から豪ドル・ドルの下落に引っ張られて02:00には97.64まで下落し、97.84でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると97.60-85での上下は続き、12:10に98.04まで上昇して12:30は97.86でした。
発表直後は97.54-94で振り、そこからは豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇との板挟みとなり97.70-98.10での上下が続いて、97.96で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.0770-85での小動きがひたすら続いて、1.0778でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると06:10に1.0764まで下落した後は上昇基調となり12:20には1.0793まで上昇し、12:30は1.0786でした。
発表直後に1.0786から1.0767まで下落し、そこから更に豪ドル売りで14:10には1.0762まで下落し、1.0768で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜は翌日に日銀決定会合を控えて149.00-30で動きの乏しい中、日経新聞電子版が「日銀は18-19日の金融政策決定会合で大規模緩和の解除を決める方針。マイナス金利政策のほか、長期金利を抑え込むための長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)や上場投資信託(ETF)などリスク資産を買い入れる枠組みもなくす」との報道で02:00に148.91まで下落しましたが、すぐに持ち直して149.16でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00に149.02まで下落した後は上昇して14.15-40での揉み合いが続きました。
12:00過ぎにNHKが日銀の金融政策決定会合では植田和男総裁がマイナス金利政策の解除など大規模な金融緩和策の転換についての議案を提案したと発表前に報じ、12:36にマイナス金利解除・YCC撤廃・ETF/REIT買入終了の結果が発表された時は149.29でした。
発表直後に149.29から149.91まで急伸し、その後も当面は低金利環境を続けるとの見方から円売りの流れが続いて、150.30で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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