オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2023年12月14日)

 

 

2023年12月14日

 本日9:30にオーストラリアの11月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の1.10万人増を上回る6.15万人増、失業率は予想の3.8%から悪化した3.9%でした。
 早朝のFOMC声明、パウエルFRB議長会見後から来年の利下げ観測が高まったため、東京時間ではドル売りと更に円買いも加わり、ドル円は4:00のFOMC直前の145.06から12:40には140.91まで415pipsもの大幅下落となりました。

結果
09:30 11月新規雇用者数 予想:+1.10万人 結果:+6.15万人 (前回:+5.50万人 修正値:+4.27万人)
09:30 11月失業率 予想:3.8% 結果:3.9% (前回:3.7% 修正値:3.8%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.6540-60での小動きが続き、NYタイムに入ると0.6560-85で上下し、04:00のFOMCの時は0.6571でした。
発表直後にドル売りで0.6571から0.6649まで急伸し、パウエルFRB議長会見でハト派的な内容だったため更にドルが売られて05:10には0.6672まで上昇し、0.6661でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6650-75での小動きが続き、9:30の豪・雇用統計の時は0.6664でした。
発表直後に豪ドルが買われて0.6664から0.6689まで上昇し、早朝のFOMCからのドル売りの流れも続いていたため12:40には0.6728まで上昇しました。
その後は0.6705-25での揉み合いが続いて、0.6717で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は95.40-65で上下し、NYタイムに入ると95.25-60で上下し、04:00は95.32でした。
発表直後に95.32から95.66まで上昇しましたが、その後はドル円の下落と豪ドル・ドルの上昇との板挟みとなって95.20-50での上下が続き、95.21でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円買いで7:45に94.54まで下落した後は戻して9:30は95.07でした。
発表直後に95.07から95.40まで上昇し、そこから豪ドル買いで11:15には95.50まで上昇しましたが、円が買われたため下げ出して12:40には94.81まで下落しました。
その後は94.95-95.25での上下が続いて、94.99で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日のFOMCまでは1.0750近辺でのこう着が続き、04:00は1.0728でした。
発表直後に1.0720-45で小幅に振った後、しばらく1.0735-55での小動きが続き、06:45のNZ7-9月期GDPが予想を下回りったためNZドルが売られて1.0793まで上昇し、1.0788でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:10に1.0795を付けた後は1.0745-85で上下し、9:30は1.0751でした。
発表直後に1.0746-82で振った後は1.0750-85で方向感の無い上下がひたすら続いて、1.0765で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・欧州時間は145.00-50で推移し、NYタイムに入ると145.00-50で推移し、04:00のFOMCの時は145.06でした。
発表直後にドル売りで145.06から143.73まで急落し、パウエルFRB議長会見でハト派的な内容だったため更にドル売りが加速し、05:10には142.63まで下落し、142.93でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円買いが強まり7:45に142.03まで下落した後、反転して9:00に142.91まで上昇しました。
しかし再び円買いと時間外の米10年債利回りが3.98%台まで低下したことでドル売りも加わり12:40には140.91まで下落しました。
その後は141.35-90で上下して、141.41で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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