FOMC直後のドルの動き(2023年7月27日)

2023年7月27日

 FOMCでは予想通り政策金利を0.25%引き上げて5.25-5.50%にすることを決定し、パウエルFRB議長会見で「将来の利上げについてはデータを重視したアプローチをとる」「9月利上げはデータ次第」「今後も会議ごとに決定を下していく」との発言を受けてドルが売られました。

 

結果
5.00-5.25%から5.25-5.50%に0.25%の利上げ

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2023年7月27日)の記事に載せています。

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間はFOMCを目前に控えていたため140.15-55で上下し、NYタイムに入り02:10に140.69まで上昇し、FOMC声明の時は140.52でした。
発表直後に140.33-66で振った後、03:30にパウエルFRB議長会見が始まると140.70まで上昇しましたが、「将来の利上げについてはデータを重視したアプローチをとる」「9月利上げはデータ次第」「今後も会議ごとに決定を下していく」との発言が伝わると金融引き締め長期化観測が後退して米金利が低下し、ドル売りとなり04:00には139.91まで下落しました。
その後ジリジリと戻して140.23でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間は1.1055-85で上下し、03:00は1.1057でした。
発表直後に1.1057-78で小幅に振った後、パウエルFRB議長会見後からのドル売りで04:00には1.1106まで上昇し、1.1087でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・FOMC後のパウエルFRB議長会見で次回会合での金利据え置きの可能性に言及したことっで利上げ長期化への懸念が後退して債権が買われて利回りは低下し、3.871%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   35,520.12(+82.05)
NASDAQ   14,127.28(-17.27)
・FOMCで予想通り政策金利を0.25%引き上げて5.25-5.50%にすることを決定し、パウエルFRB議長会見で「将来の利上げについてはデータを重視したアプローチをとる」「9月利上げはデータ次第」「今後も会議ごとに決定を下していく」との発言から利上げペースが一段と鈍化するとの見方が強まってダウは上昇して1987年1月2-20日以来、36年半ぶりに13日続伸して$82高、ナスは0.12%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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