米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2023年3月11日)

 

 

2023年3月11日

 2月米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の20.5万人増を上回る31.1万人増、失業率は予想の3.4%から悪化した3.6%、平均時給は前月比、前年同月比共に予想を下回る結果となりました。
雇用統計の結果を受けて今月のFOMCで0.50%の利上げ観測が後退したことからドル売り、債券買いとなり、NY株はSVBファイナンシャル・グループの傘下銀行が10日に経営破綻したことで金融システム不安の高まりから売りが膨らみました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後にドル売りで0.6593から0.6626まで上昇し、その後もドル売りが続いて00:00には0.6639まで上昇しましたが、03:00から豪ドルが売られて03:40には0.6574まで下落して米・雇用統計後の上昇分を打ち消し、0.6581でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は米・雇用統計発表直後に89.84-90.17で振った後、ドル円の速いペースの下落に引っ張られて00:50には88.89まで下落し、そこから一旦01:30に89.53まで戻しましたが、再び下げ出して04:20には88.62まで下落し、88.90でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後に1.0741-77で振った後、下落基調となり05:50には1.0722まで下落し、1.0729でNYクローズとなりました。

・ドル円は米・雇用統計発表直後に136.63から135.84まで下落し、そこから今月のFOMCで0.50%の利上げ観測が後退して米金利低下と共に強いドル売りとなり00:40の134.10まで早いペースで下落し続け、その後は01:30に135.18まで戻しましたが、戻りは鈍く、134.80近辺での揉み合いが続いて、135.07でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2023年3月11日)の記事に載せています。

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は0.6570-0.6605で上下し、22:30の米・雇用統計の時は0.6593でした。
発表直後にドル売りで0.6593から0.6626まで上昇し、その後もドル売りが続いて00:00には0.6639まで上昇しました。
しかし03:00から豪ドルが売られて03:40には0.6574まで下落して米・雇用統計後の上昇分を打ち消し、0.6581でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は89.65-90.25で上下し、22:30は90.04でした。
発表直後に89.84-90.17で振った後、ドル円の速いペースの下落に引っ張られて00:50には88.89まで下落しました。
そこから一旦01:30に89.53まで戻しましたが、再び下げ出して04:20には88.62まで下落し、88.90でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0750-1.0790で上下し、22:30は1.0760でした。
発表直後に1.0741-77で振った後、下落基調となり05:50には1.0722まで下落し、1.0729でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は17:10に136.09まで下落した後は上げ出して19:50に136.98まで上昇し、22:30の雇用統計の時は136.63でした。
発表直後に136.63から135.84まで下落し、そこから今月のFOMCで0.50%の利上げ観測が後退して米金利低下と共に強いドル売りとなり00:40の134.10まで早いペースで下落し続けました。
その後は01:30に135.18まで戻しましたが、戻りは鈍く、134.80近辺での揉み合いが続いて、135.07でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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