日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2023年1月18日)

2023年1月18日

・本日の日銀金融政策決定会合で政策金利は予想通りの現状維持、長期金利の変動幅も前回と同様の+-0.5%でした。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:40 政策金利は現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は「国債の元利払いに充てる国債費の増加を受けて、財務省は足元の長期金利を加味し利払い費の見積もりに使う10年債の想定金利を1.6%に引き上げた」との報道を受けて円買いが強まり、17:00の128.73から01:00には127.98まで下落し、128.17でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリと上げ出して10:15に129.02まで上昇しましたが、そこからは日銀決定会合への警戒から押し戻されて11:35には128.36まで下落しました。
11:40に日銀金融政策決定会合の現状維持、長期金利の変動幅も前回と同様の+-0.5%とする発表があり、長期金利の上限を引き上げるなど緩和策の修正に動くとの思惑があったこともあり、直後に128.54から130.40まで急伸し、そこから更に円が売られて13:20には131.57まで上昇しました。
その後131.20-55で揉み合った後14:20から下げ出して130.81で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・昨夜の欧州時間は1月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことでユーロ買いの流れとなり、19:00の1.0817から23:20には1.0869まで上昇しましたが、「欧州中央銀行(ECB)は2月の理事会では依然として0.50%利上げの公算が大きいものの、3月の理事会では利上げ幅を0.25%に縮小する道筋への支持が高まっている」との観測報道が伝わると一転してユーロ売りの流れとなり02:50には1.0774まで下落し、1.0789でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0780-1.0800での小動きが続き、11:40の日銀決定会合発表直後に1.0766まで下落しました。
その後は1.0760-80での小動きが続き、1.0779で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・日銀決定会合の結果発表前までは144.75-145.05で上下していましたが、政策修正を見送ったことを受けて債券が買われて13:15には146.51まで急伸しました。
その後は小幅押し戻されて、146.09で15時となりました。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   33,910.85(-391.76)
NASDAQ   11,095.11(+15.96)
・昨日のダウはゴールドマン・サックスが市場予想を下回る決算を発表したことで大幅安となってダウ平均を160ドル押し下げ、また企業決算発表を見極めたい雰囲気が強まり景気敏感株が売られて$391安で引けました。
一方ナスは小幅に7日続伸して0.14%高でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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