2023年1月7日
12月米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の20.0万人増を上回る22.3万人増、失業率も予想の3.7%から改善した3.5%でしたが、平均時給は前月比・前年同月比共に予想を下回りました。
賃金インフレの減速が確認されたことや12月ISM非製造業景況指数が2020年5月以来の50割れとなったことでFRBの金融引き締めの長期化への懸念が和らいだため強いドル売りと株買いの流れとなりました。
・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後からドル売りとなったため0.6733から0.6790まで上昇し、24:00の12月米ISM非製造業指数発表後から更にドル売りが強まったため05:40の0.6887まで上げ続け、0.6875でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は米・雇用統計発表後からのドル売りで、ドル円の下落と豪ドル・ドルの上昇の板挟みになりながらも00:00に90.27まで下落した後は上昇基調となり05:40には90.95まで上昇し、90.86でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは欧州時間序盤は1.0840-65で上下し、米・雇用統計発表後は1.0820-50での上下が続いて、1.0832でNYクローズとなりました。
・ドル円は欧州時間序盤はアジア時間に伝わった「日銀はイールドカーブコントロール(YCC)の再修正は急がない。12月決定の影響と効果を見極める」との報道でドル買いの流れとなり、17:00の134.22から22:00には134.77まで上昇し、22:30の雇用統計の時は134.37でした。
12月米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの平均時給が前月比・前年同月比共に予想を下回ったことでFRBの金融引き締めが長期化するとの懸念が和らいだため米金利の低下と共にドル売りとなり22:50には133.22まで急落しました。
そこからは戻して23:45には134.10まで上昇しましたが、23:00に発表された12月米ISM非製造業指数が予想を大きく下回って2020年5月以来50を割り込んだため再びドル売りとなって04:10には131.99まで更に大幅下落し、132.14でNYクローズとなりました。
★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2023年1月7日)の記事に載せています。
豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はドル買いでジリ下げとなり17:00の0.6749から22:00には0.6721まで下落し、22:30の米・雇用統計の時は0.6733でした。
発表直後からドル売りとなったため0.6733から0.6790まで上昇し、24:00の12月米ISM非製造業指数発表後から更にドル売りが強まったため05:40の0.6887まで上げ続け、0.6875でNYクローズとなりました。
豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・米・雇用統計発表後からのドル売りで、ドル円の下落と豪ドル・ドルの上昇の板挟みになりながらも00:00に90.27まで下落した後は上昇基調となり05:40には90.95まで上昇し、90.86でNYクローズとなりました。
豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0840-65で上下し、米・雇用統計発表後は1.0820-50での上下が続いて、1.0832でNYクローズとなりました。
左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はアジア時間に伝わった「日銀はイールドカーブコントロール(YCC)の再修正は急がない。12月決定の影響と効果を見極める」との報道でドル買いの流れとなり、17:00の134.22から22:00には134.77まで上昇し、22:30の雇用統計の時は134.37でした。
12月米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの平均時給が前月比・前年同月比共に予想を下回ったことでFRBの金融引き締めが長期化するとの懸念が和らいだため米金利の低下と共にドル売りとなり22:50には133.22まで急落しました。
そこからは戻して23:45には134.10まで上昇しましたが、23:00に発表された12月米ISM非製造業指数が予想を大きく下回って2020年5月以来50を割り込んだため再びドル売りとなって04:10には131.99まで更に大幅下落し、132.14でNYクローズとなりました。