日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2022年7月21日)

2022年7月21日

・本日の日銀金融政策決定会合で政策金利は予想通りの現状維持、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では2022年度の物価見通しを2.3%とし、4月時点の1.9%から上方修正し、23年度や24年度には再び2%を下回る水準となる見通しを示しました。
発表直後に137.97-138.51で54pips上下しましたが、その後は方向感なく上下して15時となりました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
12:04 現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・日銀金融政策決定会合や26-27日のFOMCを控えて欧州・NYタイムは137.95-138.30のレンジ内の上下がひたすら続いて、138.27でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00から上げ出して9:40に138.55まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて10:50には138.20まで下落し、12:04の日銀金融政策決定会合の時は138.31でした。
発表直後に発表直後に137.97-138.51で54pips上下し、しばらく138.30近辺で揉み合い、13:05から一段下げて138.05-25での揉み合いが続き、138.22で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間に「イタリアでは複数の政党がドラギ首相を支持することを拒否した」との報道でイタリア政局不安が高まったことからユーロ売りとなり17:00の1.0225から02:50には1.0155まで下落し、1.0179でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリとした上昇基調が続いて14:10には1.0228まで上昇し、1.0222で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・12:04に発表された金融政策決定会合で金融政策は現行のまま据え置き、また「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では2022年度の物価見通しを2.3%として4月時点の1.9%から上方修正したものの、23年度や24年度には再び2%を下回るとの見通しだったため、大規模緩和の修正は遠のいたとの見方から債券が買われて13:00には149.37まで上昇しました。
しかしその後は売られて149.31で15時となりました。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   31,874.84(+47.79)
NASDAQ   11,897.65(+184.50)
・昨日のダウは6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低水準だったことで売られた後、旅行関連株への買いでプラス圏に浮上しましたが、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否して政権崩壊リスクの高まりから再び売られ、その後ハイテク株が堅調に推移していたことで再度買われて$47高で引けました。
またナスはネットフリックスが前日に発表した決算が好感されてハイテク株買いの流れとなり、終日堅調に推移して1.58%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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