オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2022年5月19日)

 

 

2022年5月19日

 本日10:30にオーストラリアの4月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の3.00万人増を下回る0.40万人増、失業率は予想と同じ3.9%の結果でした。
豪ドルは発表直後は小動きでしたが、上海当局が新型コロナウイルス感染がゼロの地域で6月からより多くの企業に通常操業の再開を認める方針を明らかにしたとの報道を受けて豪ドルが買われ、その後15時にかけて押し戻されました。

結果
10:30 4月新規雇用者数 予想:+3.00万人 結果:+0.40万人 (前回:+1.79万人 修正値:+2.03万人))
10:30 4月失業率 予想:3.9% 結果:3.9% (前回:4.0% 修正値:3.9%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.6995-0.7030で上下していましたが、NYタイムに入るとNY株の大幅下落を受けてリスク・オフのドル買いが強まったことで05:20には0.6949まで下落し、0.6952でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6955-80で小動きが続き、10:30の豪・雇用統計の時は0.6968でした。
発表直後に0.6953まで下落しましたが、上海当局が新型コロナウイルス感染がゼロの地域で6月からより多くの企業に通常操業の再開を認める方針を明らかにしたとの報道を受けて11:30から豪ドルが買われて13:10には0.7023まで上昇しました。
その後は押し戻されて0.6996で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は90.35-75で上下していましたが、NYタイムに入るとNY株の大幅下落でリスク回避のドル買い・円買いの流れとなったため下落が続いて05:20には89.08まで下落し、89.16でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円買いで8:50に88.99まで下落した後は戻して10:30は89.53でした。
発表直後は89.38-56で小幅に振っただけでしたが、11:30から豪ドルが買われたため上げ出して13:10には90.53まで上昇しました。
その後は押し戻されて89.97で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.1020-55での上下がひたすら続いて1.1043でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:10に1.1032まで下落し後は反転して7:20に1.1067まで上昇し、10:30は1.1055でした。
発表直後に1.1048-59で小幅に振った後、11:30に1.1037まで下落しましたが、そこからは戻して13:10には1.1069まで上昇しました。
しかしその後は押し戻されて1.1040で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は129.00-35で上下していましたが、NYタイムに入るとダウが一時1200ドル超の大幅下落、ナスダックも5%もの急落となったことでリスク・オフの円買いが強まり、02:50には127.99まで下落し、128.25でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:20に128.47まで戻した後は下げ出して9:00には127.89まで下落しました。
しかしそこから反転すると上昇基調が続いて13:20には128.94まで上昇し、その後は押し戻されて128.60で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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