オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2022年2月17日)

 

 

2022年2月17日

 本日9:30にオーストラリアの1月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の0.00万人増を上回る1.29万人増、失業率は予想と一致の結果でした。
発表後に豪ドルはほとんど反応しませんでしたが、12:50にロシア国営通信社が「ウクライナ東部の親ロシア勢力がウクライナ政府軍から砲撃を受けた」との報道が伝わるとリスク回避の豪ドル売りとなり、その後は下げ幅を縮めて15時となりました。

結果
09:30 1月新規雇用者数 予想:+0.00万人 結果:+1.29万人 (前回:+6.48万人))
09:30 1月失業率 予想:4.2% 結果:4.2% (前回:4.2%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.7155-85で上下し、NYタイムに入ると上昇基調となって05:10に0.7204まで上昇し、0.7195でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7200近辺での小動きが続き、9:30の豪・雇用統計の時は0.7206でした。
発表直後はほとんど反応はなく0.7190-0.7215で上下していました。
ところが12:50にロシア国営通信社が「ウクライナ東部の親ロシア勢力がウクライナ政府軍から砲撃を受けた」との報道が伝わるとリスク回避の豪ドル売りで13:00には0.7149まで急落しました。
その後は下げ幅の半分戻して0.7186で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は82.90-83.15で上下し、ウクライナ情勢についてのブリンケン米国務長官を受けて円買いとなり23:10に82.63まで下落しました。
NYタイムに入るとジリ上げが続いて05:10に83.17まで上昇し、83.07でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると82.95-83.20で上下し、9:30は83.16でした。
発表直後はほとんど反応はなく、83.05-35で上下していましたが、12:50のウクライナ軍のニュースが伝わると豪ドル売りと円買いで13:00には82.33まで急落しました。
その後は下げ幅の半分戻して82.81で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:00の1.0781から21:10に1.0795まで上昇した後は下落基調となり03:20に1.0753まで下落し、1.0768でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0755-75で上下し、9:30は1.0764でした。
発表直後はほとんど反応なく、そこからは1.0760近辺での小動きが続いていました。
しかし12:50のウクライナ軍のニュースが伝わると豪ドル、NZドル共に売られましたが、豪ドル売りの方が強く13:00には1.0726まで下落しました。
その後は下げ幅の半分戻して1.0748で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は22:30の1月米小売売上高が予想を上回ったことで115.77まで上昇しましたが、ウクライナ情勢についてブリンケン米国務長官が「ロシア軍撤収の証拠はない」「ロシア軍主力部隊はむしろ国境に接近している」との発言で円買い・ドル売りとなり115.37まで下落しました。
その後は115.35-55で上下し、115.44でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:10に115.33まで下げた後は反転してジリ上げとなり10:20に115.53まで上昇しました。
そこからは115.50近辺で小動きが続いていましたが、12:50にロシア国営通信社が「ウクライナ東部の親ロシア勢力がウクライナ政府軍から砲撃を受けた」との報道が伝わると日経平均の急落と共にリスク回避の円買いとなり12:55には115.11まで急落しました。
その後は115.15-35で上下し、115.23で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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