オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2021年7月15日)

 

 

2021年7月15日

 本日10:30にオーストラリアの6月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の3.00万人増を下回る2.91万人増、失業率は予想の5.0%より改善した4.9%の結果でした。
 大きな動きではありませんでしたが、発表後に豪ドルは売られたものの、午後になると逆に買われて15時となりました。

結果
10:30 6月新規雇用者数 予想:+3.00万人 結果:+2.91万人 (前回:+11.52万人))
10:30 6月失業率 予想:5.0% 結果:4.9% (前回:5.1%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は18:00に0.7430まで下落した後は逆に上げ出し、21:00にパウエルFRB議長の議会証言原稿で「FOMCは今後の数会合で債券購入の議論を継続」「一段の顕著な進展には程遠い」などの内容が伝わり、早期テーパリング期待を高める内容ではなかったことでドル売りの流れとなって22:00には0.7485まで上昇しました。
その後は0.7465-90での上下が続き、0.7482でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリとした下げが続き、10:30の豪・雇用統計の時は0.7470でした。
発表直後に0.7466-77で小幅に振った後は再び下げ出して11:55に0.7452まで下落しましたが、その後は逆に上昇基調が続いて、0.7475で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は18:00に82.12まで下落した後は反転して21:30には82.50まで上昇し、その後はドル売りによる豪ドル・ドル上昇とドル円の下落の板挟みとなり82.15-35での上下が続いて、82.26でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:00から下げ出して10:10には82.00まで下落し、10:30は82.06でした。
発表直後に82.02-14で小幅に振った後は下げ出して11:55に81.87まで下落しましたが、その後は逆に上昇基調が続いて、82.10で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.0620近辺での小動きがひたすら続いて、1.0626でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:00から上げ出して10:15に1.0639まで上昇し、10:30は1.0635でした。
発表直後は1.0632-43で小幅に振っただけでしたが、11:00から上げ出して11:10には1.0654まで上昇し、そこからは押し戻されて13:10には1.0630まで下落しました。
その後は1.0635近辺でのこう着が続いて、1.0636で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は110.50近辺で小動きでしたが、21:00にパウエルFRB議長の議会証言原稿で「FOMCは今後の数会合で債券購入の議論を継続」「一段の顕著な進展には程遠い」などの内容が伝わり、早期テーパリング期待を高める内容ではなかったことでドル売りの流れとなり、23:50の109.94まで下げ続けました。
その後は110.00近辺での揉み合いが続いて、109.93でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:00から下げ出して10:15に109.81まで下落し、そこから戻して11:10に109.90まで戻しましたが、再び押し戻されて午後は109.80-90での小動きがひたすら続いて、109.84で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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