米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2021年5月8日)

 

 

2021年5月8日

 4月米・雇用統計は非農業雇用者数が予想の97.8万人増を大幅に下回る26.6万人増、失業率は予想の5.8%から悪化した6.1%と共に予想を下回る結果でした。
株式市場はFRBによる金融緩和の長期化観測が強まったため買われてダウは3日連続の史上最高値更新となり、米10年債利回りは発表直後は低下しましたがNYタイムに入って上昇に転じました。
一方ドルは発表直後に売られた後は上値が重いままNYクローズを迎えました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後に0.7767から0.7819まで急伸し、NYタイムに入ってもドル売りの流れが続いたため00:40には0.7861まで上昇し、その後は0.7835-50での小動きが続いて0.7843でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は米・雇用統計発表直後は豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落との板挟みとなり84.76-94で小幅に振っただけでしたが、NYタイムに入るとドル売りによる豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて00:50には85.31まで上昇し、その後は85.20近辺での小動きが続いて、85.19でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後に1.0747-87で振った後は1.0770近辺での小動きがひたすら続いて、1.0764でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に109.20から108.53まで急落し、そこから更にドル売りの流れとなり21:50には108.32まで下落しました。
その後米10年債利回りは上昇に転じましたがドルの上値は重い展開が続いて108.45-75での上下が続き、108.60でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2021年5月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.7760-80で小動きが続き、21:30の米・雇用統計の時は0.7767でした。
発表直後に0.7767から0.7819まで急伸し、NYタイムに入ってもドル売りの流れが続いたため00:40には0.7861まで上昇しました。
その後は0.7835-50での小動きが続いて0.7843でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は84.70-90での小動きが続き、21:30は84.82でした。発表直後は豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落との板挟みとなり84.76-94で小幅に振っただけでしたが、NYタイムに入るとドル売りによる豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて00:50には85.31まで上昇しました。
その後は85.20近辺での小動きが続いて、85.19でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は16:00の1.0750から21:20には1.0776まで上昇し、21:30は1.0773でした。発表直後に1.0747-87で振った後は1.0770近辺での小動きがひたすら続いて、1.0764でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は108.95-109.20での上下が続き、21:30の雇用統計の時は109.20でした。
発表直後に109.20から108.53まで急落し、そこから更にドル売りの流れとなり21:50には108.32まで下落しました。
その後米10年債利回りは上昇に転じましたがドルの上値は重い展開が続いて108.45-75での上下が続き、108.60でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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