オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2020年5月14日)

 

 

2020年5月14日

 本日10:30にオーストラリアの4月雇用統計の発表があり、予想の57.50万人減を下回る59.43万人減、失業率は予想の8.3%を上回る6.2%となりました。
発表後に下落してからは戻りが鈍いまま15時となりました。

結果
10:30 4月新規雇用者数 予想:-57.50万人 結果:-59.43万人 (前回:+0.59万人 修正値:+0.07万人)
10:30 4月失業率 予想:8.3% 結果:6.2% (前回:5.2%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は0.6460-85で小動きでしたが、20:20からドル売りの流れとなったため上げ出して20:50には0.6523まで上昇しました。
22:00からパウエルFRB議長会見が始まると逆にドル買いの流れとなり早いペースで下げ出して04:20の0.6437まで下げ続け、0.6455でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6445-60での小動きが続き、10:30の豪・雇用統計の時は0.6459でした。
発表直後に0.6459から0.6437まで下落し、そこから更に下げて11:00には0.6419まで下落しました。
その後は小幅戻して0.6430-40での小動きが続いて、0.6431で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は69.20-50で小動きが続き、20:20から豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて20:40には69.76まで上昇しました。
22:00のパウエルFRB議長会見からドル買いの流れで豪ドル・ドルが早いペースで下げ出したことに引っ張られて04:20の68.89まで下げ続け、69.10でNYクローズとなりました。
でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると68.90-69.10での小動きが続いて10:30は69.01でした。
発表直後に69.01から68.74まで下落し、そこから更に下げて11:10には68.62まで下落しました。
その後は68.80近辺での小動きが続いて、68.70で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは動きが乏しく1.0745-75での小動きがひたすら続いて1.0767でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0750-70での小動きが続き、10:30は1.0760でした。
発表直後に1.0749-65で小幅に振った後、ジリジリと下げ出して12:10に1.0736まで下落し、その後は1.0740-50での小動きが続き、1.0746で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は前日にトランプ大統領が「他国がマイナス金利の恩恵を得ているなら、米国もそのギフトを受け取るべきだ」とツイートしてにマイナス金利政策の導入を要求していたこともありドル売りの流れとなり16:00の107.16から21:40には106.82まで下落しました。
22:00から始まったパウエルFRB議長講演で「新型コロナウイルスの感染拡大で長期の経済的打撃への懸念が高まった」「見通しは極めて不透明、下向きのリスクが大きい」「景気悪化の長期化回避のため追加政策が必要となる可能性」などの発言を受けて米長期金利の低下と共にドルが売られて22:20には106.74まで下落しました。
質疑応答で「マイナス金利に対するFOMCの見解は変わらず」「マイナス金利は現時点で検討対象ではない」と述べ、マイナス金利導入に否定的な見方を示すとドルを買い戻す流れとなり23:10には107.14まで上昇し、その後は107.00を挟んだ小動きが続いて、107.03でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると107.00近辺で小動きが続いていましたが、8:40から円買いの流れとなり下げ出して9:40には106.82まで下落しました。
その後は106.90近辺での小動きが続き、14:00から再び下げ出して106.82で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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