米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2020年2月8日)

 

 

2020年2月8日

 1月の米・雇用統計で非農業部門雇用者数が予想の16.0万人増を上回る22.5万人増、失業率が予想の3.5%より悪化の3.6%、平均時給は前月比は0.1%の低下、前年同月比は0.1%の上昇とまちまちな結果となりました。
また東京時間9:30に発表された豪準備銀行四半期金融政策報告で2020年6月時点でのGDP見通しが前回の+2.50%から+2.00%に引き下げたことを受けて豪ドル売りの流れが欧州時間も続き、雇用統計の結果で大きな影響は受けませんでした。

・豪ドル・ドルは欧州時間序盤は豪準備銀行四半期金融政策報告で2020年6月時点でのGDP見通しが前回の+2.50%から+2.00%に引き下げたことを受けて豪ドル売りの流れが続き、16:00の0.6720から19:40には0.6671まで下落し、22:30の雇用統計発表直後に0.6675から0.6683まで小幅に上げましたがすぐに押し戻されて23:10には0.6661まで下落しました。
その後戻して00:50に0.6688まで上昇しましたが、再び押し戻されて0.6670-80での小動きが続き、0.6675でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は豪準備銀行四半期金融政策報告で豪ドル売りが続き、16:00の73.91から19:40には73.22まで下落し、雇用統計発表直後に73.30-42で小幅に上下した後再び下げ出して23:30には73.04まで下落し、その後00:50に73.43まで戻した後は73.20-35での小動きが続いて73.29でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後に1.0402-11で小幅に振った後豪ドル売りに押されて23:30には1.0388まで下落し、00:00の1.0393から00:50の1.0428まで急速に上昇し、1.0421でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に非農業部門雇用者数が予想を上回ったことで109.90から109.99まで上昇しましたが、失業率が予想より弱い内容だったことからすぐに押し戻されて、00:00には109.53まで下落し、その後もNY株が今週大幅上昇した反動や中国の新型肺炎による世界景気への悪影響が改めて意識されてダウ平均が一時320ドル超下落するなど軟調に推移していたためリスク回避的の売りに押されて109.70-85での上下が続き、109.78でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2020年2月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2020年2月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は東京時間9:30に発表された豪準備銀行四半期金融政策報告で2020年6月時点でのGDP見通しが前回の+2.50%から+2.00%に引き下げたことを受けて豪ドル売りの流れが続き、16:00の0.6720から19:40には0.6671まで下落し、22:30の雇用統計の時は0.6675でした。
発表直後に0.6675から0.6683まで小幅に上げましたがすぐに押し戻されて23:10には0.6661まで下落しました。
その後戻して00:50に0.6688まで上昇しましたが、再び押し戻されて0.6670-80での小動きが続き、0.6675でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は豪準備銀行四半期金融政策報告で豪ドル売りが続き、16:00の73.91から19:40には73.22まで下落し、22:30は73.40でした。
発表直後に73.30-42で小幅に上下した後再び下げ出して23:30には73.04まで下落しました。
その後00:50に73.43まで戻した後は73.20-35での小動きが続いて73.29でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0395-1.0420での上下が続き、22:30は1.0406でした。
発表直後に1.0402-11で小幅に振った後豪ドル売りに押されて23:30には1.0388まで下落しました。
00:00の1.0393から00:50の1.0428まで急速に上昇し、その後は1.0420-30での小動きが続き、1.0421でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は109.65-110.00で上下し、22:30の雇用統計の時は109.90でした。
発表直後に非農業部門雇用者数が22.5万人増と予想の16.0万人増を上回ったことで109.90から109.99まで上昇しましたが、失業率が3.6%と予想の3.5%より弱い内容だったことからすぐに押し戻されて、00:00には109.53まで下落しました。
その後もNY株が今週大幅上昇した反動や中国の新型肺炎による世界景気への悪影響が改めて意識されてダウ平均が一時320ドル超下落するなど軟調に推移していたためリスク回避的の売りに押されて109.70-85での上下が続き、109.78でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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