豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2019年6月4日)

2019年6月4日

 12:30に発表された政策金利は予想通りの25ベーシス引き下げの1.25%で、豪ドルは発表直後に買われましたが、すぐに売られて発表前の水準まで押し戻されて15時となりました。

 

結果
10:30 1-3月期経常収支 予想:-25億豪ドル 結果:-29億豪ドル (前回:-72億豪ドル 修正値:-63億豪ドル)
10:30 4月小売売上高(前月比) 予想:0.2% 結果:-0.1% (前回:0.3%)
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.25% 結果:1.25% (前回:1.50%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2019年6月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日は欧州時間序盤は豪ドルが買われて上昇基調となり16:00の0.6940から21:20に0.6963まで上昇して0.6950-65での小動きが続きました。
しかしブラード・セントルイス連銀総裁が「近く利下げが適切になる可能性がある」との見解を示すとドル売りの流れとなり04:10には0.6981まで上昇し、0.6975でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.6970-80で小動きの後8:40から下げ出して10:20に0.6963まで下落し、10:30の4月小売売上高(前月比)が予想を下回る結果だったため0.6958まで下落しました。
そこからは反転してジリ上げが続いて13:10には0.6975まで上昇し、13:30の政策金利の時は0.6972でした。
予想通り0.25%引き下げの結果で、直後に0.6972から0.6992まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて13:50には0.6964まで下落しました。
その後は戻して0.6980を挟んで上下し、0.6980で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日は欧州時間序盤は豪ドル買いで16:00の75.19から20:30には75.46まで上昇し、75.25-45での小動きが続きました。
しかしブラード・セントルイス連銀総裁発言でドル売りの流れとなり豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落に挟まれて75.30-45での小動きとなり75.38でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げが続いて10:30に75.06まで下落し、そこからは逆にジリ上げとなって12:20に75.35まで上昇し、13:30は75.26でした。
発表直後に75.26から75.49まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて13:50に75.19まで下落し、その後は75.30を挟んだ上下が続き、75.33で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日は欧州時間は1.0590-1.0600で小動きでしたが、22:30からNZドルが買われたたため下げ基調が続いて04:20には1.0563まで下落し、1.0568でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:40に1.0555まで下落しましたがすぐに戻し、その後ジリ上げがひたすら続いて12:20に1.0586まで上昇し、13:30は1.0584でした。
発表直後に1.0584から1.0602まで急伸しましたがすぐに押し戻されて13:50に1.0582まで下落し、その後は1.0590を挟んだ小動きが続いて、1.0591で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は欧州時間は108.15-45で上下していましたが、NYタイムに入りブラード・セントルイス連銀総裁が「近く利下げが適切になる可能性がある」との見解を示すとドル売りが強まり04:30の107.88まで下落基調が続き、108.06でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると108.00で揉み合った後9:05から下げ出して10:30には107.85まで下落しました。
そこからは逆にジリ上げとなって12:30には108.03まで上昇しましたが13:20から再び下げ出して14:30に107.87まで下落し、107.91で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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