米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2019年5月4日)

 

2019年5月4日

 4月の米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の+18.5万人を大幅に上回る+26.3万人、失業率は1969年12月以来の3.6%となり、一方、平均賃金は前月比+0.2%と予想の+0.3%を下回り、前年比でも+3.2%と予想の+3.3%を下回りました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後は非農業部門雇用者数と失業率の好結果を受けてドルが買われたため0.6984まで下落しましたが、すぐに反転して賃金の伸びが予想を下回ったためインフレリスクが後退して米利上げが遠のいたとの見方からドル売りの流れとなって上げ出して00:00には0.7023まで上昇し、0.7022でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は雇用発表直後に78.17まで上げましたが、すぐに押し戻され、その後はドル売りによる豪ドル・ドルの上昇とドル円の板挟みとなって77.90-78.10での小動きが続き、78.04でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは雇用統計発表後は方向感のない動きとなり、23:10に1.0545まで下落した後は逆にジリジリとした上げが続いて05:20には1.0568まで上昇し、1.0567でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に非農業部門雇用者数と失業率の好結果を受けて111.51から111.68まで上昇しましたが、すぐに反転して賃金の伸びが予想を下回ったためインフレリスクが後退して米利上げが遠のいたとの見方から米利回りと共に下げとなって00:20には111.15まで下落し、111.10でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2019年5月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2019年5月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.6985-0.7000での小動きが続き、21:30の米・雇用統計の時は0.6991でした。
発表直後は非農業部門雇用者数と失業率の好結果を受けてドルが買われたため0.6984まで下落しましたが、すぐに反転して賃金の伸びが予想を下回ったためインフレリスクが後退して米利上げが遠のいたとの見方からドル売りの流れとなって上げ出して00:00には0.7023まで上昇しました。
その後は0.7020近辺での小動きが続いて0.7022でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は欧州時間序盤は78.00近辺で小動きが続き、21:30は78.01でした。
発表直後に78.17まで上げましたが、すぐに押し戻され、その後はドル売りによる豪ドル・ドルの上昇とドル円の板挟みとなって77.90-78.10での小動きが続き、78.04でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.0560-75での小動きが続き、21:30は1.0558でした。
発表直後に1.0572まで上げた後は押し戻されて23:10には1.0545まで下落し、その後は逆にジリジリとした上げが続いて05:20には1.0568まで上昇し、1.0567でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は111.50近辺での小動きが続き、21:30の雇用統計の時は111.51でした。
発表直後に非農業部門雇用者数と失業率の好結果を受けて111.51から111.68まで上昇しましたが、すぐに反転して賃金の伸びが予想を下回ったためインフレリスクが後退して米利上げが遠のいたとの見方から米利回りと共に下げとなって00:20には111.15まで下落しました。
その後111.30までリバりましたが再び下げ出して04:10には111.07まで下落し、111.10でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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