2019年3月15日
・本日11:40に発表された日銀金融政策決定会合は予想通りの現状維持で発表直後に大きな反応はありませんでしたが、12時にタス通信の北朝鮮が米国との非核化協議停止を検討との報道を受けてリスク回避のため円が買が買われてドル円は下落しました。
しかし円買いは長続きせずジリジリと戻して15時となりました。
日銀金融政策決定会合の結果
11:40 現状維持
ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は111.50-75で小動きが続き、NYタイムに入って111.83まで上げる場面がありましたがすぐに押し戻されてからは111.70近辺でのこう着が続いて111.67でNYクローズとなりました。
また英議会下院はEUからの離脱延期を賛成412票、反対202票の賛成多数で可決し、3/20までに離脱協定案を議会で承認することを条件に、離脱期限を6月末まで延期することになりました。
・東京時間に入ると111.70近辺で小動きの後追加緩和の思惑から8:50から上げ出して10:20には111.89まで上昇しました。
そこから小幅押し戻され、11:40に日銀金融政策決定会合の現状維持との発表があり、直後は反応しませんでした。
しかし北朝鮮が米国との非核化協議停止を検討とのタス通信の報道で円が買われて12:00に111.73から111.48まで急落し、その後はジリジリと戻して14:00には111.71まで上昇し、111.65で15時となりました。
ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間は17:10に1.1335まで上げた後はポンドが売られたことに引っ張られて早いペースで下げ出して1.1300近辺での揉み合いとなり、NYタイムも同水準での小動きが続いて、1.1303でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1300-10で小動きの後11:00から上げ出して12:00に1.1327まで上昇しましたが、その後は押し戻されて14:20には1.1314まで下落し、1.1316で15時となりました。
日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。
昨日のNY株式市場
NY DOW 25,709.94(+7.05)
NASDAQ 7,630.91(-12.50)
・昨日のNY株は当初3月中の首脳会談の開催を目指していた米中協議は早くても4月になるとの報道で早期決着への期待感が後退するなか売り買いが拮抗する展開が続き、ダウは$7高、ナスは0.16%安で引けました。