米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2019年1月5日)

 

2019年1月5日

 12月の米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の17.7万人増を大幅に上回る31.2万人増、失業率は予想3.7%より悪化の3.9%、平均時給は前月比、前年同月比共に予想を上回る結果となりました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後は大きく動きませんでしたが、パウエルFRB議長が歴代議長らとの討議で「米経済は底堅く推移している」としながらも、「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」「(利上げについて)我々は辛抱強くなれる」との発言でドル売りの流れとなり00:20の0.7038から00:40の0.7099まで急伸し、その後もジリ上げとなって04:25には0.7123まで上昇して0.7116でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は雇用統計発表直後は76.07-21で小幅に振った後ジリジリと上げ出して23:40には76.44まで上昇し、パウエルFRB議長発言を受けて00:20の76.24から00:40の76.90まで急伸し、その後更に上げが続いて04:25には77.29まで上昇し、77.25でNYクローズとなりました。

豪ドル・NZドルは東京時間から続いていたジリ上げの地合いを欧州時間も引き継いで上昇が続き、雇用統計発表直後に1.0496-1.0537で上下に振った後、再びジリ上げ基調がひたすら続いて、1.0560でNYクローズとなりました。

・ドル円は12月雇用統計後にドル買いの流れとなり、更にNY株が堅調に上昇していたことで円売りも加わって22:30の108.10から23:40には108.58まで上昇し、その後パウエルFRB議長が歴代議長らとの討議で「米経済は底堅く推移している」としながらも、「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」「(利上げについて)我々は辛抱強くなれる」との発言でドル売りとなり01:00に108.06まで下落しましたが、その後は堅調なNY株を受けた円売りで再び上げ出して03:10には108.58まで上昇し、108.51でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2019年1月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2019年1月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は0.7040近辺での小動きが続き、22:30の米・雇用統計の時は0.7039でした。
発表直後に0.7025-46で小幅に上下した後は再び0.7040近辺での小動きが続きました。
しかしパウエルFRB議長が歴代議長らとの討議で「米経済は底堅く推移している」としながらも、「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」「(利上げについて)我々は辛抱強くなれる」との発言でドル売りの流れとなり00:20の0.7038から00:40の0.7099まで急伸し、その後もジリ上げとなって04:25には0.7123まで上昇して0.7116でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は17:00に75.70まで下げた後は上げ出して18:20に76.21まで上昇してからは76.10近辺での小動きが続いて22:30は76.08でした。
発表直後は76.07-21で小幅に振った後ジリジリと上げ出して23:40には76.44まで上昇しました。
パウエルFRB議長発言を受けて00:20の76.24から00:40の76.90まで急伸し、その後更に上げが続いて04:25には77.29まで上昇し、77.25でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・東京時間から続いていたジリ上げの地合いを欧州時間も引き継いで16:00の1.0490から22:20には1.0530まで上昇し、22:30は1.0529でした。
発表直後に1.0496-1.0537で上下に振った後、再びジリ上げ基調がひたすら続いて、1.0560でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・ドル円は12月雇用統計後にドル買いの流れとなり、更にNY株が堅調に上昇していたことで円売りも加わって22:30の108.10から23:40には108.58まで上昇しました。
パウエルFRB議長が歴代議長らとの討議で「米経済は底堅く推移している」としながらも、「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」「(利上げについて)我々は辛抱強くなれる」との発言でドル売りとなり01:00に108.06まで下落しましたが、その後は堅調なNY株を受けた円売りで再び上げ出して03:10には108.58まで上昇し、108.51でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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