オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2018年8月16日)

2018年8月16日

 本日10:30にオーストラリアの7月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想+1.50万人を下回る-0.39万人、失業率は予想5.4%を上回る5.3%となりました。
豪ドルは発表直後に売られましたが、同時刻に中国商務省が「中国商務次官が貿易交渉で8月後半に訪米する」との報道が流れたため米中関係の回復期待から急伸ました。
その後一旦押し戻されましたが13時前から再び買われて15時となりました。

 

結果
10:30 7月新規雇用者数 予想:+1.50万人 結果:-0.39万人 (前回:+5.09万人 修正値:+5.82万人)
10:30 7月失業率 予想:5.4% 結果:5.3% (前回:5.4%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.7200-30での上下が続き、NYタイムに入ると一段水準を上げた0.7230-45での小動きとなって0.7238でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7225-40で上下し、10:30の豪・雇用統計の時は0.7235でした。
雇用統計と中国商務省の発表が同時だったため、直後は雇用統計に反応して0.7213まで下げましたが、すぐに切り返して10:35には0.7265まで急伸し、11:10には0.7269まで上昇しました。
その後ジリジリ通し戻されて12:35に0.7250まで下げましたが、12:45から再び上げ出して14:45には0.7278まで上昇し、0.7273で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はドル円の下落に引っ張られて16:00の80.42から23:30には79.69まで下落し、その後は戻して79.95-80.25での上下となり80.17でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって9:05には79.85まで下落し、10:30は80.09でした。
中国商務省の発表でドル円が急伸したことと豪ドルが買われたため80.09から80.53まで急伸し、そこから更に上げて11:25には80.61まで上昇しました。
その後押し戻されて12:35に80.33まで下げましたが、12:45から再び上げ出して14:45には80.69まで上昇し、80.65で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は18:10に1.1031まで上昇した後は押し戻されて23:30には1.0995まで下落しました。
その後は1.1020近辺での小動きが続き1.1018でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1005-25での小動きが続き、10:30は1.1010でした。
発表直後は1.0979まで急落しましたが、すぐに切り返して1.1038まで急伸し、その後は1.1030を挟んだ小動きが続いて、1.1033で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は111.20-35で小動きでしたが、主要欧州株や時間外のダウ先物が下げ幅を広げていったためリスク回避の円買いの流れとなり19:30の111.22から23:50の110.43まで下げ続けました。
その後は小幅戻して110.50-75での小動きが続き110.74でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって10:10には110.46まで下落しましたが、10:30に中国商務省が「中国商務次官が貿易交渉で8月後半に訪米する」との報道があり、米中関係の回復期待から日経と共に急伸して10:35には110.88まで上昇しました。
その後は111.80を挟んだ揉み合いが続き、110.86で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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